はい、金曜日。
なんだか秋の気配がしますね。
ついこの間まで、じりじりと暑かったのに、昨日、夜
JAZZを聞いておりましたら、スピーカーから流れる音に
合わせるかのように、虫が歌いだしました。
窓からすこしひんやりした風が入ってきますね。
秋ですよ、奥さん!
秋と言えば、食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋でございますね。
この間、キースは、いち早く芸術の秋をしてまいりました。
知り合いの駄洒落好きのOさんが、真面目な顔でぜひ行きなさいとおっしゃったのです。
東京芸術大学の陳列館の展覧会を見に行きました。
芸大120周年記念ということで、卒業時に学生達が描いた自画像150枚が
飾ってありました。
そうです、自画像だけなのですよ。それも作家が若い時の・・。
そこには、その年代にしか描けないどこか恥ずかしいような感じや、また、
もうすでに、その作家が進むべき道のはじまりがすでにあったりもするんですね。
自画像を1点ずつ見ながら、日本の美術史に残るような有名な画家の絵や、まったく
その後、絵の世界から消えてしまった人の絵が、同じように並べられて、年代は
違えども、この学校で絵を描いた事実だけが、そこに存在としてあると感じたのです。
その時代ならではの自己をどう感じ表現するのかという問い掛け、
方法論の違いはあるにしても、時代を超えて共通する若さが、
美術館に特別な空気をもたらしておりました。
芸大には、4800枚ほどの自画像が保管されてるといいますが、
たった、4800枚です。明治30年代から平成までですからね。
どれだけ、選ばれた人たちかということですね。
でも、みんなみんな卒業してから、有名な画家になったわけでは、
もちろん、ありません。それどころか、絵を描かなくなった方もいるんですね。
こういう言い方は失礼かも知れませんが、だから、作家の世界は、おもしろいのですね。
独学で学んだ人が有名な画家になっている場合も数多くあります。
ま、漫画家さんの世界は、ほぼ独学ですからね。
今は、そういう大学もあるようですが・・。
私も画家になりたいなあ~と、子供の頃思ったんですよ。
誰もが、サラリーマン以外の職業を一度は思うようにね。
で、時々美術館に行って、やっぱ、こうは描けないよな~って
いっつも思うんですよね。
感動もなにも、その前に技術のすごさに圧倒されますからね。
てなわけで、みなさんも、それぞれの秋を楽しんでくださいね。
良い週末を。
昨日は、前橋と大津で、29巻が横浜で1巻と3巻が
多分、2巻は売り切れだったんだろうね、すまんねぇ。
札幌で28巻が買われました。
ありがとうございました。
それじゃ、また、来週!
絵でも描くかな・・。