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2007年06月08日

リーピング

娘の受験勉強につきあって、あまりテレビを観られない1年間だったんですが、いざ受験が終わって、ひさしぶりにテレビを観てみたら、なんだか嫌いな人が増えている。というか、嫌いな人の方が圧倒的に多くなってしまった。この前は、どのチャンネルにしても嫌いな人が出てるので、リモコン持ちながらクルクルとチャンネルを逃げ回り、わぁー、○○だぁ!げえー、こっちは××だぁ!そっちにはΩΩがぁ!誰だ、ΩΩってぇ!
カノウシマイとか出始めたあたりから、メチャイケとか観なくなったあたりから、ホソキとかいうオバアをチヤホヤしはじめたあたりから、テレビの中の人間が気になるようになってたんですが、芸人でもなく、タレントでも、アナウンサーでもない、もともとテレビに出る職業じゃない人だと、好感度じゃなくて、嫌感度が上がるみたいですね。評論家の∮∮とか。
それでなくても最近のテレビはグルメと言ってはごちそうを見せびらかし、セレブと言っては成金をひけらかし、なんだか観てるこっちがバカにされてるとしか思えないです。そういう番組には必ずと言っていいほど出ているリポーターのⅦⅦなんて、ほんとサイテーです。⑨⑨⑨とかも。
ま、いやなら観なけりゃいいのがテレビなんですが、実は、実生活においても嫌いな人が増えている。まず、あのピンヒールのサンダルをカンカン鳴らして歩いてる女の人が嫌いです。あの音が補聴器している人間にとってどれだけ不快なのか、わかってないというか、やっぱりわかんないでしょうね、補聴器したことないだろうし。
あとファミレスとかで、やたらバカでかい声で、のべつまくなししゃべってる子どもも嫌いです。そばにいる親はなぜ黙らせないのか、あの子どものバカ声が、補聴器してる人間にとって拷問にも等しいということを、さっぱりわかってないというか、わかんないんだろうな、補聴器なんかしたことないだろうし。
それから自分の子どもが地べたに這いつくばっているのに、注意しようともしない親も嫌いです。注意するどころか誇らしそうな微笑みを浮かべながら、あたたかく見守ってるのはどういうわけだ?あぁ、私の子は自由よ、天衣無縫よ、ザ・フリーよ、さぁ、なんでも自由にやりなさい!この世界はあなたのものよ!勝手におまえのガキのものにすんなぁ!補聴器したこともないくせに!
「リーピング」、知らないで行ったんですが、久しぶりのスティーブン・ホプキンスが監督でした。「プレデター2」で認められ、「ブローン・アウェイ」でのし上がり、「ゴースト&ダークネス」で、思いっきりハシゴ外され、「ロスト・イン・スペース」で地獄の釜の中に叩き込まれてしまった人ですが、その後、風のたよりさえ聞かなくなったと思ったら、テレビドラマ「24」で劇的カムバックを果たしました。「リーピング」も、ホラーの命である緊張感が途切れず、なかなかがんばってます。ワタシも、嫌いな人ばっかりじゃないんですよ。

投稿者 いがらしみきお

2007年02月05日

ハイテンション

公私ともにいろいろあり、映画を観に行こうという気持ちがなかなか生まれません。雑誌とかで、今年くる予定の映画とその本数を見るにつけ、この世にあってもいい映画の数というか、許容数はもう過ぎてるんじゃないか、これ以上映画を作ることは、地球温暖化とか、オゾンホールのようなことが、我々の頭の中で進行し出すんじゃないか、我々の頭脳環境を破壊することにしかならないんじゃないのかとさえ思います。それは映画だけじゃなくて、音楽も小説も漫画もそうですが、いっそ映画も音楽も小説も漫画ももう止めて、なにか新しい別なものを作る時期に来ているんじゃないでしょうか。それが「こんてんつ」とか「ぶろぐ」だと、もうボキゅたちの頭脳環境の終末時計は残り52秒ぐらいなってしまうんだじょー、あばばばばば。
チラッと「ダーウィンの悪夢」でも観に行こうかと思ったんですが、ゲーム「シムシティ」のような、このドキュメンタリーに描かれていることは、今も世界中、日本中で進行していることだろうと思ったら、観る気が失せてしまいました。古くは減反からダム河川や森林事業などなど、我々がようやくそれを悪夢だったと知るのは、テレビカメラの前で偉そうなおっさんたちが深々と頭を下げたり、メソメソ泣き出すのを目の前にした時だけです。異物混入とか賞味期限切れとかだけじゃなく、他の悪夢についても続々進行中でしょう。カミング・スーン!
今思うのは、人材派遣というショーバイです。規制緩和だか、改革だか知りませんが、企業というものにそんなショーバイを許可したら、ナントカ湖にナイルバーチを放つなどというレベルのことではない悪夢がはじまります。人材派遣業なんて、会社側の労働組合に等しいので、そこには人間を流通させて儲けようというショーバイがあるだけです。誰だ!こんなショーバイ許可したの!
まったく、映画や音楽や小説や漫画だけじゃなく、職業というものも、この世界に許容される以上の数を作ってしまっているんじゃないでしょうか。もう誰かと誰かの間に誰かを入れて、少しずつ血を吸い合うような社会になってしまっていると思います。
だから、ムラカミヨシアキとかいうおっさんが「カネ儲け、なにが悪いんです」と逆ギレした時に、「お互い少しずつ血を吸い合って生きてるのに、おまえだけ勝手にたくさん血ぃ吸ったら、みんなどうなると思ってんだ!」と、どうしてあの場にいたマスコミや記者の誰もが言えなかったのか。そんな説教できるのは、もう「東京タワー」のおかんと、佐賀のがばいばあちゃんぐらいなんスか?
ま、公私ともにいろいろあると気が立ってしまって、アレコレですが、「ハイテンション」いいです。お好みのままスプラッターしたり、好き好きにドンデン返ししたりしてます。そんなことやればやるほど良識ある人は観に来なくなりますが、感動させます!泣かせます!とか言いながら近寄ってくる映画よりは、よっぽど誠意があるってもんでしょう。そして今の世の中に欠けてるのはソレです。誠意です。

投稿者 いがらしみきお

2007年01月22日

theEYE2

受験生の娘と嫁さん、ひさしぶりの息抜きで、楽しみにしていた「大奥」を観に行きましたが、二人とも呪いの言葉を吐きながら帰って来ました。娘と嫁さんが楽しみにしていたものが、もうひとつあります。それは劇場版「どうぶつの森」です。しかし、「これじゃぁポケモンだろ」のテレビCMを観た瞬間に二人とも口から火を吹き、観に行くことさえ拒否してしまいました。
ワタシはと言えば、ぬるい正月興行が続く中、映画を観に行くべくモチベーションなど皆無で、「映画観てくるかも」と言いつつ、本屋に寄り、「あんな本もある、こんな本もある」などと興奮し、「あー、この本を読んだら、オレはどれだけ賢くなるだろうか」と吐息し、「とりあえず今日は、これと、これと、これだぁ!」とばかり本を小脇に抱えて、メシ屋に駆け込み、キクラゲ卵炒め定食なんかを貪り食いつつ、今買った本も貪り読み、地下鉄に乗り、乗客をチラ見しながら、「なんか最近みんなビンボ臭くなったなぁ」などと自分のことは棚に上げて勝手なことを思い、ウチに帰ると、今買ってきた本を、すでに連峰と化している「次に読みたい本の山」の上にドサッと重ねるのでした。
最近、週末はだいたいこんな有様で、映画も観ずに本ばかり買ってるんですが、そのうち半分ぐらいは資料なので、なかなか読みたい本も読めない。これがつらいです。最近の漫画はどんどんノベル化して、昔のようにデタラメばかり描いても誰も読んでくれないので、資料に目を通しつつ、読みたい本も読むという、とても忙しい読書傾向になるわけで、寝室では読みたい本Aを読み、リビングでは読みたい本Bを手元に置き、トイレには新聞といっしょに資料Aを持ち込み、カバンの中には資料Bを忍ばせつつ、読みたい雑誌Aも読むという分刻みのような読書生活です。
なので、必然的に本を見切るのも早くなります。まえがき読んだだけで「しまった!こいつバカだったのか」と閉じてしまい、10ページ読むと「ふつう小学生がこんなこと言うか」と投げ出し、三分の一あたりで「オレ、こんな本読みたくて買ったわけじゃない」と叩きつけ、「もうエンディングはわかったから」と、残り20ページなのに本棚に放り込んでしまいます。なんという飽食というか飽読というか、こんなことやってたら、「映画ゾンビ」から「読書ゾンビ」になってしまうのも時間の問題でしょう。
しかし、そんな本ばかり読んでるわけでもない。最近は荒川洋治の本を、冷たい水を少しずつ胃に流し込むように読んでます。この人の言葉に対しての感覚と、「文学」への郷愁で、ワタシの頭の中に詰まってる泥が、両耳の穴からベロベロと出てくるような思いがします。
「theEYE2」、オキサイド・パンです。前作「theEYE」もこわかったですが、今回もちょっと驚愕する映像がありました。そうそう、オキサイド・パンも、ワタシの「これからに期待する変な名前の若い人100」の一人です。

投稿者 いがらしみきお

theEYE2

受験生の娘と嫁さん、ひさしぶりの息抜きで、楽しみにしていた「大奥」を観に行きましたが、二人とも呪いの言葉を吐きながら帰って来ました。娘と嫁さんが楽しみにしていたものが、もうひとつあります。それは劇場版「どうぶつの森」です。しかし、「これじゃぁポケモンだろ」のテレビCMを観た瞬間に二人とも口から火を吹き、観に行くことさえ拒否してしまいました。
ワタシはと言えば、ぬるい正月興行が続く中、映画を観に行くべくモチベーションなど皆無で、「映画観てくるかも」と言いつつ、本屋に寄り、「あんな本もある、こんな本もある」などと興奮し、「あー、この本を読んだら、オレはどれだけ賢くなるだろうか」と吐息し、「とりあえず今日は、これと、これと、これだぁ!」とばかり本を小脇に抱えて、メシ屋に駆け込み、キクラゲ卵炒め定食なんかを貪り食いつつ、今買った本も貪り読み、地下鉄に乗り、乗客をチラ見しながら、「なんか最近みんなビンボ臭くなったなぁ」などと自分のことは棚に上げて勝手なことを思い、ウチに帰ると、今買ってきた本を、すでに連峰と化している「次に読みたい本の山」の上にドサッと重ねるのでした。
最近、週末はだいたいこんな有様で、映画も観ずに本ばかり買ってるんですが、そのうち半分ぐらいは資料なので、なかなか読みたい本も読めない。これがつらいです。最近の漫画はどんどんノベル化して、昔のようにデタラメばかり描いても誰も読んでくれないので、資料に目を通しつつ、読みたい本も読むという、とても忙しい読書傾向になるわけで、寝室では読みたい本Aを読み、リビングでは読みたい本Bを手元に置き、トイレには新聞といっしょに資料Aを持ち込み、カバンの中には資料Bを忍ばせつつ、読みたい雑誌Aも読むという分刻みのような読書生活です。
なので、必然的に本を見切るのも早くなります。まえがき読んだだけで「しまった!こいつバカだったのか」と閉じてしまい、10ページ読むと「ふつう小学生がこんなこと言うか」と投げ出し、三分の一あたりで「オレ、こんな本読みたくて買ったわけじゃない」と叩きつけ、「もうエンディングはわかったから」と、残り20ページなのに本棚に放り込んでしまいます。なんという飽食というか飽読というか、こんなことやってたら、「映画ゾンビ」から「読書ゾンビ」になってしまうのも時間の問題でしょう。
しかし、そんな本ばかり読んでるわけでもない。最近は荒川洋治の本を、冷たい水を少しずつ胃に流し込むように読んでます。この人の言葉に対しての感覚と、「文学」への郷愁で、ワタシの頭の中に詰まってる泥が、両耳の穴からベロベロと出てくるような思いがします。
「theEYE2」、オキサイド・パンです。前作「theEYE」もこわかったですが、今回もちょっと驚愕する映像がありました。そうそう、オキサイド・パンも、ワタシの「これからに期待する変な名前の若い人100」の一人です。

投稿者 いがらしみきお

2007年01月10日

怨霊の森

あけましておめれとうございます。今年も「いつ終わるかわからない」映画ゾンビをよろしくお願いします。「映画ゾンビ」と名打っていても、最近は映画のことなんかロクに書いてないので、これだったら映画とか観なくても続けて行けるというか、新展開というか、「映画ゾンビ2.0」というか、ひと皮むけたというか、いや、その「ひと皮」が映画だったんだから、むいちゃいけないというか。
みなさん、年末年始はいかがでした。ウチは受験生がいるので、どこにも行けず、ラッシュアワーのような元朝参りにチラッと行った他は、ほとんど軟禁状態でした。我が子ながら朝から晩まで塾と勉強でかわいそうです。嫁さんもリビングで子どもにつきっきりでやってるので、テレビもすぐ消されちゃうし、ひとりスゴスゴと屋根裏部屋に登って行くしかないワタシは51歳の居候のようです。最近、家の中でなにか言っても振り向いてもらえないので、ひとり言も増えました。もう初老ですじゃ。
実はワタシが借りてる仕事場の隣室も塾なんですが、ここに通う子どもたちも、なんだかみんなかわいそうです。中学受験の子なんかは、メガネかけて、痩せてて、みんなうつむいてます。高校受験の子は、夜、ビルの外階段に座り込んで寒そうに菓子パン食べてるし、大学受験の子はもうやる気なんかとっくに失せたように見える。なんだかみんな社会に虐待されてるようです。この虐待を止めない限り、子どもたちがお互いを虐待する「いじめ」はなくならないと思います。少なくとも、義務教育と名打つなら、中学までは塾もカテキョも禁止すべきでしょう。また、義務教育を終えたなら、高校でなにを教えようが自由にすべきでしょう。とかエラそうに教育論をブッたりするワタシも、こんな時代にいったいなにをすべきなのかわかりません。誰かワタシに指示ください。指示くれ。指示くれい。ガンバ大阪のシジクレイ。ああー、やっぱもう初老ですじゃー。
というわけで、下で勉強している我が子をよそに、DVDでも観るしかないので、観ましたよ、「怨霊の森」。監督が「MAY」のラッキー・マッキーです。ラッキー・マッキーは、「マーダー・ライド・ショー」のロブ・ゾンビと並んで、ワタシの「これからに期待する変な名前の若い人100」の中に入っています。100人なんかいないけど。「怨霊の森」は主演の女の子がいいです。ラッキー・マッキーは女の子の選び方がいつもキイてます。「MAY」といい、マスターズ・オブ・ホラーの「虫おんな」といい。
「これからに期待する-」とか言ってますが、いったいワタシはなにを期待してるのでしょう。きっとだまして欲しいんでしょうね、映画で。人間なんてだまされてナンボのものです。誰かにだまされてないと生きて行けません。トシをとるとなかなかだまされなくなるのでつまんないです。きっと勉強ばかりさせられている子どもたちもそうなんでしょう。誰もだましてくれる人がいないんでしょう。

投稿者 いがらしみきお

2006年12月15日

鬘かつら

相変わらず観たい映画もないし、年末進行といって、今は漫画家にとって、めたくそハードな時期なので、借りてきたDVDを観るのが精一杯という感じです。その借りてきたDVDも、観ないで返してしまうケースがめっきり増えてきた。ホラーだったらなんとか観るんですが、それでもだいたいにおいて寝てしまう。じゃぁワタシはいったいなにをしたいんでしょう。時々考えるんですね、それを。
えーと、本を読みたいです。読みたい本も溜まってるし。じゃぁ映画なんか観てないで、本を読めばよさそうなものですが、本は本で読みながらまた寝てしまう。じゃぁ、寝ればいいんじゃん、と思うでしょ。だけど毎晩10時頃から寝てるわけにも行かないじゃないスか。そんなに早く寝たりしたら、深夜3時頃に目が覚めてしまって、いつしか「ラジオ深夜便」を聞きながら、ジッと夜明けを待つ初老漫画家になってしまうだろうし。
で、なにかやりたいことはないかというと、フットサルやりたいです。今これをはじめたらたぶん人生変わるだろうとさえ思います。でも負けるのがイヤなので、今ひとつ踏ん切れない。たぶん負け続けるでしょう。それは25年前の朝野球で経験済みです。自分が作ったチームで13連敗しました。1勝も出来ずに。ワタシはそれでもよかったんですが、13連敗の屈辱に耐えられずに、猛練習しようと画策する不満分子が出てくるわけですね。ワタシは朝っぱらから、試合ならともかく練習なんかしたくない。だけど人は向上心を出します。特にスポーツ愛好者は。いつしかワタシの練習不要理論には誰もついてこなくなり、民衆の支持を失った皇帝は石持て追われるのみというわけです。さらば我が民よ。
あとは免許をとるというのもあります。クルマの免許ですが。これもこの歳になってから運転はじめたら、結構人生変わるんじゃないかと思う。しかし、ワタシは助手席に乗って雨の降る夜の高速道路とか走ってると、ストレスと閉所恐怖症から過呼吸になってしまったりするヤツなので、あまり運転には向いてない。それにクルマの運転てすぐ飽きるみたいだし。
あとは料理ですかね。これはそのうちぜひやりたいと思います。いつだったか戯れにそばを打ったら、冷たいナメクジのようなモノが出来ましてね。それでも一応食べ物なんだから、いくらなんでもガマンすれば食えるだろうと思ったら、いくらガマンしても食えませんでした。
そうそう、なんだっけ。「鬘」でしたね。韓流のホラーです。カツラというか、髪の毛ですからね。なかなかこわい。男がハゲるのと女の人がハゲるのとは全然ちがうし。
それと変なことを言いますが、カツラを被ってる人というのは、宗教をやってる人に似てるような気がします。みんな気づいてるんだけど、誰もそれを指摘しないというか、本人も自分から言おうとはしないし、黙ってたりする。その辺がなんとなくこわい。今はカミングアウトする人も多いんでしょうが、カツラと宗教は似てます。

投稿者 いがらしみきお

2006年12月08日

マーダー・ライド・ショー2 デビルズ・リジェクト

ワタシの部屋のエアコンが壊れました。その部屋にいられないとなると、家の中でワタシの居場所はなくなってしまう。それで近くの電器屋に電話して修理に来てもらったら、自分には直せないのでメーカーから直接来てもらうとか言って帰ってしまった。
翌週、メーカーの修理人が来たら、部品を取り寄せたりするので、場合によっては2、3週間かかるとかヌカす。それでもいいからとにかく直してということにして、ワタシはその間、寒さに耐えかねて、満タンにしても10分おきに給油ランプが点滅して勝手に消えてしまう20年前のブルーヒーターを物置から引っぱり出し、なんとか寒さをしのいでいたが、とうとうカゼをひいてしまいました。しかたない、小さいストーブ買うかぁ、と思ったら、翌日、メーカーの修理人が来るとかいう。やれやれ、助かったかな、と思って仕事場に行ったら、嫁さんからメールが来て、「原因はコンプレッサーかもしれないが、交換すると7、8万円かかる」とかホザいてるらしい。ここでワタシの脳裏に浮かんだのは、3年ほど前のカギ屋の件でした。
シリンダー式のカギが壊れてしまったので、カギ屋を呼んだら、「このカギだと今流行りのピッキングで簡単に開けられてしまんでガス」、「つきましてはこちらのカギもつけるのをお薦めしますでガス」とか言う甘言をホザかれて、もうひとつカギをつけてもらうと、合計で5万円だと言う。「このカギのどこが5万円なんだ」と言うと、「修理代取り付け代込みでガス」とかノタまう。「いらないから外せ」と言うわけにもいかないので、ワタシ、払いましたよ、5万円。とっても悔しかったです。
なので、エアコンメーカーの修理人の魂胆は見え透いている。なんだか頭に来たので、「7、8万かかってもいいから、とにかく直せ!」とメールすると、嫁さんから「今、別な部品交換してるから直るかもしれないよ」とのこと。それで直りました。フザけてます。コンプレッサーなんか全然イカレてなかった。結局、新しいエアコン売りつけたさに、グダグダやってるんですね。こんな商売、詐欺スレスレでしょ。
電器屋とかカギ屋とか水道屋とかを呼ぶのは、とても困ってる時なので、昔は来てくれるとホッとしたもんですが、もはや困ってるのに乗じて人をダマくらかしてやろう、というのが資本主義社会の一般ノウハウというか、企業のジョーシキになってしまったので、オレオレ詐欺だけじゃなくて、世の中、詐欺まがいが横行し、みんながみんな少しずつ悪人化してるんじゃないでしょうか。
そうか、そうか。前回、映画に悪人が出なくなったのでつまんない、とか言いましたが、現実世界にプチ悪人が充満してしまっているので、そりゃぁ日本映画のように善人しか出てこない映画を観たがるのも無理はない。ワタシが勉強不足でした。出直して参ります。
それで「マーダー・ライド・ショー2」、ホラーなので悪人は出てくるんですが、「1」の方がよかったかなぁ。「ザ・フォッグ」も観たんですが、こちらは寝てしまいましたでガス。

投稿者 いがらしみきお

2006年11月17日

テキサス・チェンソー/ビギニング

今週もまた観るものがなく…、とか3週つづけて同じこと言ってるわけにも行かないので、これまた3週つづけて資料漁りの本屋巡りで潰れてしまった日曜日の合間に、無理矢理観てきました「テキサス・チェンソー/ビギニング」。きっとどこかの映画ファンの人は思ってるでしょうね、「なんでそんなのばかり観てるの、この人」とか。「もっと素晴らしい映画があるでしょうに」とか。ベルイマンの「サラ・バンド」とか、ピーター・チャンの「ウィンター・ソング」とか。いや、「ナチョ・リブレ/覆面の神様」にしようかとは思いましたが、ベルイマンもピーター・チャンも予想外価格0円でした。意味わかんないけど。あははは。
ワタシは、過日の名匠より今のドアホをこそ選ぶ者です。それで「テキサス・チェンソー/ビギニング」、ドアホだったかというと、過日のドアホでした。前作が結構ヒットしたんで、同じようにもう一本作ってみました。よろしかったら、どうぞ、という魂胆丸出し。こんなのばっかり作ってるから、週刊文春とかに「邦画を復活させた若手女優とシネコン」なんて記事書かれちゃうんでしょう。それによると「今のハリウッド映画は日本人の民度からすると鑑賞に耐えないものばかり」とか。誰だ、コレ書いたの。おすぎか?
「日本人の民度」だそうです。大きく出たもんだ。その民度に耐える作品が「海猿」と「日本沈没」と「男たちの大和」と「DETH NOTE」だと言ってるように読めるけど、今の日本映画の隆盛なんて韓流のお陰ですよ。韓国映画がオバア市場を開拓してくれたお陰です。えらそうなこと言っちゃいかんと思います。
「民度」云々とかではなく、昨今のハリウッド映画はほとんどがリメイクか続編ものだというところに問題あるんでしょう。これはすでにもう病的というか末期というか今夜がヤマというか、そういう状態です。なぜなら、スコセッシなどはどうでもいい存在になり、ルーカスがとうに昔の人だということを露呈し、スピルバーグまでコケてしまい、タランティーノはウマ・サーマンに失恋してからは燃え尽き症候群、これではいったいなにを作ればいいのかわからなくなるのも無理はない。
それでもワタシは、ハリウッド映画も日本映画も同じ状況に直面していると思います。それは映画なんて大したことないんじゃないのというか、「映画」というものにすでになんの特権もないというか、1800円のステーキとどこがちがうんだというか、だったら1800円のステーキの方がうまそうだというか、というか、というか、というかなのです。
先週も言いましたが、「レンタルされる」ということを甘く考えてはいけません。レンタルされはじめたものから、カタログ化され、記号化され、ただの商品になってしまいます。だけど、たぶんそっちの方が、生物学的にも歴史的にも正しいんでしょうね。人間はどんなものにでも意味を見失ってしまいます。だから今の映画、音楽、漫画のおかれている状況、それらは来るべくして来たものなんでしょう。ワタシもドアホですが、それぐらいはなんとなくわかります。

投稿者 いがらしみきお

2006年10月14日

ブギーマン

世は日本映画ブームとやらで、邦画の公開本数が増えています。その余波を受けて、1.5流以下の洋画、ましてやホラーとなると、シネコンの主力観客であるファミリー層、オバサン層が観にくるとは思えないので、地方では観られない作品が増えてしまう。サム・ライミ製作のこの「ブギーマン」も、結局見逃してしまいました。ホラー・ファンのワタシにとっては、昨今の映画興行の傾向は、すでに弾圧に近いものなので、弾圧されればされるほど、えー、どうでもよくなって観に行かなくなります。あははは。
だいたいワタシのように「映画ゾンビ」とまで行かなくても、もう映画はあんまり観ない、DVDとか借りてきても途中で寝てしまう、という人が多い。ワタシのまわりの人が高齢化したということもあるでしょうが、若い人で最近映画にハマってるなんて話は聞いたことがない。若い人で最近映画にハマっている人いますか?いたら手を挙げてみてください。見えないからわかりませんけど。
えー、かつては「コア」であったファンというのが、映画だけじゃなくて、どのジャンルでもいなくなってしまっているんじゃないでしょうか。残っているのは圧倒的多数を奪い合い、生き馬の目を抜く、コスト削減、リスク回避、マーケッティング命の世界ですが、しかし、それもちょっと前までで、今はあらゆるものが相対化されてしまっている。この「相対化」という言葉は便利です。この前、酔っぱらった席で言い出してからのマイ流行語ですが、簡単に言えば、ブライアン・デ・パーマの映画も「フラガール」も同じだろ、ということです。デ・パーマっていうのは知らねえから、南海キャンディーズのシズちゃんが出てるこっちを観よう、ということです。そういう人にとって、シズちゃんとタメをはるんだったら、スピルバーグぐらいじゃないとダメでしょう。いや、スピでも負けるかな、シズちゃんに。うーん。
「相対化」とか言うと、なんでもわかったような気持ちになります。例えば、働くということが相対化されたから、ニートとかいう人が増えたり、セックスというものが相対化されたから、援助交際というものに平気になったり、育児というものが相対化されたから、子供ほっといてパチンコしに行ってしまったり。
哲学という学問がありますが、ワタシが読んだ数少ない哲学の本から得た、たったひとつの答えは、「人間はカラッポだよ」ということでした。それを考えると我々はたぶん本来の姿に帰りつつあるのかもしれませんが、それでもこの先、相対化がさらに進むとどうなるのかちょっとこわいですね。きっと「好き嫌い」だけが残るんでしょう。「好き嫌い」だけの世界、なんだかゾッとします。どんなことであれ、「好き」とか「嫌い」ですまされてしまうんですから。
それで「ブギーマン」、どうだったかというと、「ブギーマン」は嫌いです。

投稿者 いがらしみきお

2006年09月01日

ディセント

洞窟探検物のホラーです。しかも女だけの洞窟探検だそうで、なんかその辺に仕掛けがあるのかも、と思ったらワタシの考えすぎでした。メンバーに一人二人男がいてもなんら問題はないストーリーなんですが、ホラーなんだからヤローはいらない、女だらけでワッショイワッショイ!踊り食い!という至極真っ当な意図に基づいた設定のようです。なので、半分ナメた態度で観てたら、ワタシ、自分が閉所恐怖症なのを忘れてました。
洞窟なんで大きい洞穴が舞台だろうと思ってたんですが、狭い坑道のような穴を女一人がにじり這い、そのうち体が挟まって、行くも戻るも出来なくなってしまうシーンが出るに及んで、ワタシも30年前の佐渡金山見学ツアーの時の恐怖がフラッシュ・バックしてしまいました。佐渡金山はおっかなかったです。人ひとりがようやく這って進めるぐらいの真っ暗な狭い坑道を観せられた時、突如として過呼吸状態になり、息苦しくなって慌てて外に出たのを憶えています。
そういうわけで、また同じような狭い穴のシーンが出てきたらどうしようという恐怖が、洞窟に生息していた地底人が襲ってくるなどというバレネタよりもはるかに強烈で、ひさしぶりに恐怖を感じながらホラーを観ました。っていうか、こういうこともあるんですねえ。長い間ホラーばっかり観てると。
ちょっと前に塚本晋也監督の「HAZE」という映画がありましたが、あちらはもっと強烈です。主人公が幅30センチぐらいの隙間に閉じこめられるとかいうシチュエーションだったと思いますが、ワタシは痛烈にこの映画を観たかった!だけど最後まで観られる自信がなかったし、いい年して映画館で泣き叫ぶようなマネはしたくなかったので、結局、行きませんでした。でもDVDだったらいつでも外に飛び出せるので、泣き叫びながら観るつもりではいます。
ワタシはなぜこんなにホラーが好きなんでしょう。先日、誰だったかが言ってましたが、恐怖というのは一番リアルな体験なんだそうです。結婚して、子供も大きくなって、親が死に、友達が死に、自分も病気のひとつぐらいはして、あぁ、人の世の中なんてたった30年ですべて変わってしまうなぁ、と感じているオッサンにとって、リアルなものなんてほんとなくなってしまうもんですから。

投稿者 いがらしみきお

2006年08月26日

マスターズ・オブ・ホラー

実は帯状疱疹の時に2本見てました。前回の「ローズ・イン・タイドランド」と、タイの映画「心霊写真」です。「心霊写真」、なんかの雑誌で「こわい」とかモチ上げられてたんですが、ただのパクリっこアホンダラ映画でした。その雑誌名とかここで発表するつもりはないですが、この映画を「こわい」と書いた評者は生まれてはじめてホラー映画を観たか、観もしないでテキトーこいてるか、実はおすぎかのどれかじゃないでしょうか。日本中、それぞれのレベルでみんな未熟、無責任になり、機能しなくなってきてるような気がする昨今です。ほら、今日もまたどこかの会社の社長とか重役がテレビカメラの前で、いっせいに頭下げて薄くなった頭頂部見せてたりしませんか。うーん、帯状疱疹やると怒りっぽくなるのかな。実はまだ完治してないんですが。
いくらなんでも「東京フレンズ」とか「UDON」とかを観に行く気はないので、DVDで「マスターズ・オブ・ホラー」のシリーズを観ることにしました。もともとはケーブル・テレビ向けに制作されたこのシリーズ、ワタシのような昭和からのホラー・ファンにとっては、まさに錚々たる、そして燦然と輝くメンバーが競作しています。
ジョン「遊星からの物体X」カーペンター、スチュアート「死霊のしたたり」ゴードン、ダリオ「サスペリア」アルジェント、トビー「悪魔のいけにえ」フーパー、ジョン「ワイルド・シングス」マクノートン、ドン「ファンタズム」コスカレリ、ジョー「ハウリング」ダンテ、ジョン「狼男アメリカン」ランディス、ラリー「悪魔の赤ちゃん」コーエン、ラッキー「MAY」マーキー、ウィリアム「TATARI」マローン、ミック「スリープ・ウォーカーズ」ギャリス、そして三池「オーディション」崇の13人。これにジョージ「ゾンビ」ロメロとウェス「スクリーム」クレイブンを加えると、ほぼ完璧なホラー・マスターズになります。
しかし、これほどのマスターたちと言えども、三池崇と何人かを除けば、ほとんど新作を撮れない状況になっているのが、ここ10年ぐらいの映画界です。なぜ撮らせてもらえないのか。「ヒットしないから」、それもあるでしょう。「おもしろくないから」、それもあるでしょう。「もう誰も知らないから」、それもあるでしょう。しかし、結局みんな高齢になったからです。年寄りになってしまったわけです。つまりリストラされたわけです。これは上記、今の日本の状況に似ていませんか。熟練したプロフェッショナルの高齢者をクビにし、右も左もわからない思考停止のヤングマンばかりに任せるから、不祥事と不良品と不条理なことばかり起きます。ここは一発、このホラー・マスターたちに、熟練したプロフェッショナルのパワーを、世界中に再確認させて欲しい!さぁ、その一番手は、ジョン・カーペンター「この世の終り」と、スチュアート・ゴードン「魔女の棲む館」の二本立て!!
おおー!あぁー、え?う、うーん………あー…………。

投稿者 いがらしみきお

2006年07月22日

輪廻

「呪怨」の清水崇監督の作品ですが、優香が出てるので観てみました。DVDです。優香か。優香を嫌いな男はまずいないでしょう。その優香の演技をちゃんと観るのは実ははじめてです。優香って俳優でしたっけ?アイドル?まぁ、歯科助手でもなんでもいいですが。
それで優香はどうだったかというと、優香、がんばってます。がんばってるけどパッケージの優香の表情が一番いいです。映画としては、清水監督が今までやってきたことをまたやっているだけなのでそんなに新味はない。みんなを驚かせたり怖がらせたりする「お化け屋敷」のような映画です。だからまったくムダというものがない。そういう意味では昨今の日本映画そのものです。
同じ時期に「5時から7時までのクレオ」という60年代のおフランス映画も観ました。これもDVDです。なんでもヌーベルバーグの頃の映画だとか。主人公の若い女が自分は癌だと思いこみ、医者に行って、その診察結果が出る5時から7時までを描いた映画です。いいアイディアですね。このアイディアあればあとはなんとでもなるだろと思ったら、ほんとに好き勝手やっています。お茶を飲んだり、買い物したり、恋人に会ったり、変人に会ったり、パリの街をクルマでグルグル回ってる。これはほとんどムダばかり。でもこのムダさ加減が人生そのものだというニュアンスも含まれています。そしてもちろんオチは「診察結果の発表」です。いい感じです。ヤボじゃない。
それからもう一本。これは映画ではなくて小説です。しかも私小説。あははは、まぁまぁ逃げないで。西村賢太という人の「どうで死ぬ身のひと踊り」。芥川賞の候補にもなったとか。主人公、昔の小説家の藤澤清造オタクです。藤澤清造の原稿から手紙、果てはお墓まで蒐集し、自分は働かず、女にタカり、女の親からカネを借り、ひがみ、ねたみ、女を殴り、女を蹴り、逃げると謝ります。サイテーのDV野郎です。弁解するところも含めて一切弁解なし。しかもガチンコです。そのうちほんとに女が逃げて行くだろうことを予感させて終わります。どうしてこんな小説書くんでしょう。どうしてこんな小説読むんでしょう。これってまるっきりムダでヤボな世界でしょうか。いや、ワタシはこういうものこそムダとかヤボから一番遠いところにあると思うんです。ほんとにムダでヤボなのはセレブとかお金持ちとかグルメとかスピリチュアルとか諸々の方でしょう。

投稿者 いがらしみきお

2006年07月11日

サイレント・ヒル

土曜日、ベガルタ仙台の試合がナイト・ゲームだったため、映画には行けませんでした。それでまたまた雨の日曜日に家族でシネコンへ。
今回は「サイレント・ヒル」、ゲームが原作です。昔、嫁さんと子供が「うひゃーっ」とか言いながらプレイしているのを見かけたことがありましたが、アッと言う間に止めてしまったので、もうクリアしたのかと思ってたら、両名とも、あまりにこわくて止めてしまったとか。ワタシはゲームが「こわい」というのがよくわからないので、夜、わざわざ電気を消して「バイオハザード」なんかをプレイしている嫁さんを微笑ましく見守りながらも、「そりゃ電気消してたらなんだってこわくなるだろ」とか思ってましたが。
基本的にホラーはダメな子供も今回だけは嫁さんに引きずられたのか、意を決して同行することに同意しました。さぁ、行くぞ!もう後戻りは出来ないぞ!あははは。
これは「ジェヴォーダンの獣」のクリストファー・ガンズ監督ですね。ガンズ、日本オタクらしいです。漫画とかゲームとか。それにしても小池一夫&池上遼一の劇画「クライング・フリーマン」をフランス人がフランスで映画化したという事実だけで驚くというか、呆れるというか、おまえなぁというか。「ジェヴォーダン-」も観てるんですが、前半は素晴らしいものがありました。というわけで、「サイレント・ヒル」、同じくゲーム原作のホラー「ハウス・オブ・ザ・デッド」のようなアホバカマヌケ映画になっているとは思えないので、「たぶんね、これ、こわいよ、うん」などと子供に必要以上に前振りし、目はいつでも半眼にしておくように、などとホラー映画を観る場合の無駄なテクニックも講釈し、ほらほら、はじまるよー、もうどこにも行けないよー、いひひひ。
おぉー!ひさしぶりのハードコア!いいぞ、いいぞ、ガンズ。嫁さんもいたく感動したようで、めずらしくパンフレットなど購入。このインターネットの時代にそんなの買ってもカネの無駄ですが、ワタシも「オールド・ボーイ」を観た後「なにかしなければ!」などとうなされつつパンフを買ってしまったことがあったので、その気持ちはわかります。
しかし、子供だけはぐったり、うんざり。もう二度と親とホラーを観たりしないかも。考えてみれば、ワタシが「ゾンビ」を観て戦慄したのが23歳の時、とてもおっかなかったです。なのにウチの子はまだ14歳。もしかしたら「サイレント・ヒル」がトラウマ映画になってしまうかも。まぁ、トラウマ映画を持つことが映画ファンへの第一歩かとも思うので、それはそれでしょうがないか、などと親の身勝手な考えのまま帰ってきて、その夜にワールドカップ決勝を観る。ジダン、ヘッドバッド一発でワールドカップ決勝戦にして現役最後の試合を退場。自分のしでかしたことに呆然と立ちつくすジダン、ワールドカップの脇を抜けてひとり階段を下りていくジダン、かっこいいぞ、ジダン。これぞ、サッカー。

投稿者 いがらしみきお

2006年05月05日

アンダーワールド エボリューション

「アンダーワールド」、ワタシがこの映画をヒイキにするのは、主演のケイト・ベッキンセールの「このラバースーツを脱ぐ時って、プープー、オナラみたいな音がするのよ、ウフフ」という一言によってです。ワタシはその時からこの映画のヒロインであるセリーンに萌えたのでぃした。
キタ━━━━━━\(゜∀゜)/━━━━━━ !!!!!
しかしケイト、デビュー作の「月下の恋」以外の映画では今イチです。出る作品ごとに「また整形したんじゃないか」という印象しかない。やっぱりセリーン役がサイコーっス。眉間のシワ、ブルーの瞳、半開きの口、華奢な姿態を包む漆黒のラバースーツ、そのセリーンが吸血族と狼族のギドギドガブガブの暗闘の中に叩き込まれる時、う、うーん、いいっス。(≧∀≦)/イイ!!
ケイト、こう見えても10代の頃から小説や詩をモノして賞をもらい、オックスフォード大中退の才媛だそうで、冒頭のセリフもワタシのようなアホウなオヤジ向けに計算されたコメントだったら…、うーん、ま、計算されたコメントなんでしょうね、やっぱり。
監督のレン・ワイズマン、実はケイトが嫁さんです。こういう女を嫁さんにするのもどういうもんかな、と思うんですが、どういうもんなんでしょうね。
例えばワタシ、ゴールデンウィーク真っ最中だというのに休めない。その前の春休みも家族をどこにも連れて行けなかった引け目から、嫁さんと子供だけを東京に遊びに行かせて、自分はひとり仕事。しかも今朝起きた時、風邪かなと思ったんですが、夕方になってからなんだか寒気がして熱が出て来たような。こりゃ早めに終えて、その辺で晩飯に鍋焼きうどんでも食べて帰るしかないんですが、家に帰っても誰もいないのでひとりゴホゴホ咳しながら寝るしかない。こういう亭主を見たらケイトはいったいどうするでしょう。どうしてくれるのでしょう。さぁさぁ、ケイトどうしる?どうしる?え?早く帰って寝ろ?
うーん、そりゃそうだ。(・∀・)カエル!!

投稿者 いがらしみきお

2006年03月24日

エミリー・ローズ

「エミリー・ローズ」です。エミリーがイナバウアーするテレビCMが「こわすぎるから禁止しろ」とか「いややっぱり観せろ」とか、映画会社が自分で仕掛けたとしか思えない騒動もありましたが。
イナバウアー、流行りましたからね。あの頃、日本中で何回ぐらいのイナバウアーがやられたんでしょう。一人3回やったとして、3千万人はやってみたろうから9千万回!下手するとあの頃、日本全国で1億回ぐらいのイナバウアーが試みられたかも。1億回というと1350億円ぐらいの経済効果があったかもしれない。どういう経済効果かはわかりませんが。かくいうワタシも腰に危機を感じつつも、戯れに5回ぐらいはやってみました。
ちなみに荒川静香、宮城県が地元だそうで、27日だったかに仙台市内を凱旋パレードするとか。オープンカーの上でシーちゃんがイナバウアーやってみせたらパレードの興奮は最高潮でしょうね。あははは、どういう世界だ。
他にはカーリングもありました。ワタシもなんとなくテレビ見てたら、本橋麻里ちゃんのゲーム中の勝負顔にまいってしまいまして、あー、マリリンの戦い前のあのダンスをもう一度見たいです。あれはキュートでした!ザ・キュートでした!くっそー、録画しとけばよかったっス!
いやいや「エミリー・ローズ」でしたね。隣の席の女性二人組も、予告篇やテレビCMで何度も見たであろう、エミリーのイナバウアー及びグランド・イナバウアー、ムンク顔黒い涙ダァーなどのシーンが出ると、二人して満足そうに笑ってました。ここにあるのは、シーちゃんのイナバウアーを見にアイスリンクにくるオバアたちとなんらちがいはないんでしょうね。かく言うワタシも、マリリンの戦いの踊りをまた見られるんなら映画館に行く覚悟はありますです。

投稿者 いがらしみきお

2006年02月04日

悪魔の棲む家

ワタシ、どんなに食欲がなくてもホラーだったら観られる、という体質ですので、リメイク版「悪魔の棲む家」を観てきました。いっしょに行った嫁さんと子供は「フライト・プラン」を観てました。
「テキサス・チェンソー」につづいて、マイケル・ベイが制作する2本目のホラーです。「テキサス・チェンソー」が素晴らしかったので、「もしかして今度も…いやいやまさかな」という感じで行きました。
結果的には「まさかな」の方でしたが、「テキサス・チェンソー」の監督だったマーカス・ニスベルだったら次もホラーを撮るかもしれないですが、この「悪魔の棲む家」の監督のアンドリュー・ダグラスという人はたぶん撮らないでしょうね。痛いシーンを痛く撮れる、汚いシーンを汚く撮れる、それがまさに才能なんだと思うんですが、ワタシ、この人そういう才能がある人には見えません。
みなさんはワタシを「気むずかしい映画ファン」だと思いますか?自分では「とても気むずかしい映画ファン」だと思います。あるオペラファンの人は、ファンである余り、マイナーなものばかり観るいやな客になりたくないのでメジャーなものも観に行くようにしているとか。ワタシだってちゃんとメジャーなものも観てます。「宇宙戦争」とか「キングコング」とか。「男たちの大和」は観ませんが。あははは。
ワタシは「いやな客」ではない自信はあります。ほんとはもっともっと誉めたいんです。ほんとです。だったらいいところを見つけて誉めればいいかもしれませんが、そういうのはなんだかキャバクラとかに行って、オカネ出して一生懸命女の人を誉めて喜んで帰ってくるみたいなもんで、ワタシはお酒飲めないのでそういう気持ちがさっぱりわかりません。しかし、おもしろいものかおもしろくないものかの、自分なりのではなくて、公正な判断については自信があります。ほんとです。
それでワタシが前回ケナした「フライト・プラン」、嫁さんと子供は大層おもしろかったそうで、「これはヒットするんじゃないの」とまで言ってました。事実ヒットしてるみたいですが。「じゃぁ、これ「私の運命を変えたオンリーワンシネマ」になった?」とか聞こうとしたんですが、雪も降ってきた夜のシネコンのだだっ広い駐車場でそんな質問したら、ただただうるさがられるばかりなので、無言でウチのクルマ目がけて走るワタシでした。
ワタシと嫁さんが意見の一致をみたのはジョディはもうおばあさんになっていたということだけです。

投稿者 いがらしみきお

2006年01月05日

チャイルド・プレイ チャッキーの種

あけましておめでとうございます。今年も「ぼのねっと」をよろしくお願いします。
新年早々、「チャッキーの種」とか観てたわけじゃないです。実は昨年から嫁さんがアンチークな西洋人形を集めはじめ、それを迷惑そうな顔をして、しばらく横目で見てたんですが、その中のひとつラインハルトちゃんに、ワタシマイってしまいまして、なんていうか、こんなグデグデな気持ち、自分の子供が生まれた時以来です。ラインハルトちゃんは、貰い物らしいんですが、嫁さんのコレクションの中では唯一の男の子です。スカートはいてますが。
そのラインハルトちゃん、正面から見るとふつうに笑ってます。でも上から見るとなんか哀しそうな顔に見えます。この表情の変わり方にハマってしまって、ワタシ勝手に名前までつけてしまいました。みゃーちゃんと言います。なぜ「みゃーちゃん」かというと、自分はネコから生まれたと思ってて「みゃー」と鳴くからです。でもネコの子供のくせにネコが嫌いみたいです。そんなこと言ってるワタシは今年で51歳になります。
それで無理矢理コジつけて、人形モノだから、とか言いながら「チャッキーの種」観たんですが、チャッキー、いつのまにかエッチなヤツになってて、チャッキーってエッチだなー、とかおもったけど、ひとつもおもしろくありませんでした。チャッきー、まじめにやれ、そんなチゃっきーきらいだよ。あとこれもおにんぎょうだから「人形霊」というのもみました。「人形れい」は人ぎょうをつくるひとのふるいやかたに、いろんなひとがあつまってきて、にんぎょうのモでるになるんだけど、ぼくはとちゅうでねてしまったので、よくわかりませんでした。ことしはさむいね。みんなかぜひかないようにね。ぼくみゃーちゃんでした。みゃー。

投稿者 いがらしみきお

2005年11月16日

ダーク・ウォーター

まず「ダーク・ウォーター」から。「まず」というのは、「親切なクムジャさん」もいっしょに観て来たもんですから。
で、先に観た「ダーク・ウォーター」、日本の「仄暗い水の底から」のリメイクですが、監督が「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレスなのと、ジェニファー・コネリーが主演なので観てきました。サレスのインタビューとか見ると、「ホラーのつもりで作っていない」とか、「母と子の物語を描きたかった」とかいうようなことを言ってましたが、まぁ、監督のそういう話ってマユツバとはいわないけど、取材とかなければ言ったりしないコメントだったりするので、あんまり信じてないんですが、その言葉を聞いてなんかイヤな予感がしました。最近はホラーってエゲツない人じゃないとダメかな、と思ってるんで。
ハリウッドでは外国の新人監督の腕試しとして、まずホラーを撮らせるというのがひとつのパターンなんですが、ワタシ、先生じゃないですけど、これはこれで及第点というか、ウォルト、進級おめでとうというか、でも先生はキミはもっとできる子だと思ってるよ、というか、そういうデキです。
でも、久々にティム・ロスも観れました。ティム・バートンの「猿の惑星」で完璧に猿をやってしまったあと、音沙汰がなくなっていたので、もしかしたら猿のまま戻れなくなってしまってるんじゃないかと心配してたんですが。あははは。あと、ジェニ・コネの娘役の子が、どこかプロゴルファーの藍ちゃんに似ててかわいいっス。
結局、「親切なクムジャさん」の方ですね、問題は。

投稿者 いがらしみきお

2005年11月04日

蝋人形の館

「ドミノ」、どうもトニ・スコの「いつものヤツ」を観せられたような感じしかしなくて、なんか食い足りないので、晩飯食ったあとにもう一本観ました。「蝋人形の館」です。
ひさしぶりの連チャンですが、実は「ドミノ」の最中にひと眠りしてたため、体力は十分っス。うーん、一本観たあと「もう一本観るか」という時の気持ちっていいもんですね。連休1日目の夜というか、明日も休みだっていうか、ベガルタ仙台の試合を観戦したあと、今夜はユベントスの試合もあるというか、玉澤の黒砂糖まんじゅう食ったあと、コレはすぐ固くなるから夜になったらもう1個食っておこうっていうか、なんか贖罪というか、すべてを許されたような気持ちになります。あははは。
ほんで「蝋人形の館」、いいですね。マジメに撮ってるホラーを観ると、気持ちが引き締まるというか、オレも明日からがんばろうというか、男は親孝行しなきゃだめだろっていうか、ま、そこまで思う人はあんまりいませんが、やっぱりホラーっていいです。
監督はジャウム・コレット=セラという人。「コレット」と「セラ」の間につく「=」はどういう意味なのかわかりませんが、これがデビュー作だそうで、もしかしたらそのうちメジャーで一発当てる人になるかも。いや、どうかな。最近の人はクリストファー「メメント」ノーランにしろ、ダーレン「π」アーノフスキーにしろ、ヴィンチェンソ「CUBE」ナターリにしろ、みんなそのあとも地味ですね。そう言えば、アレハンドロ「オープン・ユア・アイズ」アメナバールも、ダニー「トレイン・スポッティング」ボイルも、ピエール「アメリ」ジュネも、みんなハリウッドから自分の国に帰ってしまいました。ワタシは、今やもうみんな海に出てしまってるんだから、どこが中心とかどこが辺境とかはもうないんじゃないか、と最近思ってるんですが、日本のプロ野球の人は「メジャーでやりたい、メジャーでやりたい」ばっかり言ってる今日この頃ですね。

投稿者 いがらしみきお

2005年10月04日

キャビン・フィーバー

近くのレンタル屋で一週間待っても入荷しないので、久しぶりにDVD買いました「キャビン・フィーバー」。そんなに見たかったのかというと、そういうわけでもないんですが、おもしろいのかいな、と思いながらも観られないとなると、歯医者に行かなければいけないのを伸ばし伸ばしにしている毎日みたいで、なんだか落ち着きません。それでたまたま某家電量販店に行ったら、ポイントが残ってたんで、ノーマネーで買えました。ラッキーラッキー!DVD買ってこんなに幸せな気分になるなんてひさしぶりです。あははは。
この制作費150万ドルの映画、トロント映画祭でクロージング上映し、全米のバイヤー殺到、配給権を獲得したライオンズゲートが宣伝費1300万ドルかけて全米2000館の拡大ロードショー、全米興行初登場3位、タランティーノ、トビー・フーパー、ピーター・ジャクソンに絶賛されたそうです。なんか運のいい映画らしくて、それでワタシのポイントも知らないうちに増えてたのかも。
監督のイーライ・ロスという人は、デビッド・リンチのショート・フィルムのプロデュースをやった人とか、すでに業界人らしくて、そうか、それでワタシも敬愛するアンジェロ・バダラメンティに音楽やってもらえたんだな。どこまで運がいい映画なんでしょう。それで内容はというと・・・、うーん、やっぱりつくづく運のいい映画ですね、これ。

投稿者 いがらしみきお

2005年09月05日

ランド・オブ・ザ・デッド

とにかくこの辺の土曜日はただでさえ混雑するのに、仕事場の近くの公園で夏祭りまであるというし、土曜日だと隣の部屋のバレエ教室の子供らが怒濤のダンスをはじめて、体感震度3ぐらいの揺れの中でがまんして仕事しなければならない上に、すぐそばの仙台スタジアムではベガルタ仙台の試合まであるものと思っていたので、もう休みました。休んで「ランド・オブ・ザ・デッド」観に行きました。なんかヤケクソ感が漂ってますけど。
結局というか、やっぱりというか、ロメロはロメロです。いいところはロメロだからだし、悪いところもやっぱりロメロだからです。ロメロはロメロ、20年たってもロメロです。なんかロメロメ言ってますが、特に感傷に浸ってるわけじゃなくて、無常観に溺れてるわけでもなくて、強いていえばWけんじの漫才をまた観れたというか、その程度の満足感はあります。でも、今の若い人がWけんじどう思うかなぁ。
ウチの嫁さんと娘は「NANA」とか読むそばから、「ガラスの仮面」とか喜んで読んでるんですが、こういう一見「今も昔もないよ」というパラレルな傾向というのは、実はやっぱり昔のものは昔のものとして見ているわけで、昔のものを今「新作」として出すのとはわけが違います。そういう意味ではロメロはもうゾンビ物の新作を撮らなくてもいいんじゃないでしょうか。
最近、娘に言われました。「パパはなに観てもおもしろくないって言うよ」と。ま、そのとおりなんで、「うん。だからパパは映画観る資格ないんだよ」と言いました。「じゃぁなんで観るの」と娘。「そりゃぁもしかしたらおもしろいかもしれないからだよ」とワタシ。ロメロがまた10年ぐらいしてから「アフタヌーン・オブ・ザ・デッド」とか「モーニング・オブ・ザ・デッド」とか撮っても、たぶんワタシまた観に行くんでしょう。そしてまた「あんまりおもしろくなかった」とか言うんでしょう。

投稿者 いがらしみきお

2005年08月30日

えじき

映画バテ、まだつづいてましてね。ホラーだったら観れるかな、と思ってDVD借りてきました。ワタシの場合、夏バテの時は、ご飯の上に梅干しと氷を乗せてその上から水をかけた「梅干し水かけご飯」で乗り切りますが、映画バテの時はホラーに限ります。今までも何度かこれで救われてきました。
さて「えじき」。いきなりダメですよ、これ。なにか出てくるまで40分もかかります。ホラーでなにか出てくるまで40分というと、AVでエロ・シーンがはじまるまで40分かかるのと余り違わない。そりゃぁみんな怒り出すってもんです。出て来てからはいいかというと、オカネないのをバラしたくないのか、単発的になにか出て来るだけで、その辺で結局、惰眠に突入してしまいました。あとは知りません。
映画の予告篇で一番おもしろいのはホラーだと思うんですが、映画の駄作で一番ひどいのもホラーですね。なんというか打ちのめされます。アシスタントがヘナチョコな絵を描いてきた時の打ちのめされ方に似てる。「おまえな…」というか、「言ったろ…」というか、「もういい…」というか、とにかく「…」なんです。
結局、ワタシの映画バテ、さらにひどくなりました。せっかく「0:34」で少し調子が上向きかけたのに。やっぱりロメロの「ランド・オブ・ザ・デッド」観に行くしかないですかね。ま、こりゃぁ賭けみたいなもんですが。ダメ押しというか、返り討ちというか、奈落の底というか…、生き埋めというか…、とにかく「…」な目に遭わないとも限らないし…。……。

投稿者 いがらしみきお

2005年08月26日

0:34

 「レイジ34フン」と読みます。原題は「CREEP」です。終電過ぎたあとの地下鉄の駅に閉じこめられてしまうホラーなので、監督のクリストファー・スミスもインタビューで「0:34の方がいいタイトルだね」とか言ってました。「0:34」は東京の地下鉄の終電の時間だそうです。仙台だと「0:09」でしょうか。いろいろ地域色豊かに、それぞれの都市の終電の時間をタイトルにしてもよかったですね。全国共通のポスターの下に、白い紙にスミ1色でそれぞれの都市でのタイトルを入れた紙を貼るわけです。なんか昔の歌謡ショーのポスターみたいですが。あははは。
深夜の地下鉄駅というと、誰でも一度は、取り残された感覚とかうらぶれた気持ちとか感じたりするもんですが、そこをホラーの舞台に選んだということが、なんか特別なセンスというわけでもないでしょう。ワタシも深夜の「ブックオフ」で、ホラーを作れるかも、と思ったことがありましたが、この場合、バケてるのは、本そのものなんで、本に書いてある人物が次々出て来ます。今だと電車男が「今、会いにいきます」とか言いながら出て来て、「ブックオフ」の中心で「誰か助けてくださーいっ」とか叫んだりするのかも。
それで「0:34」、なかなかいいんですが、とりあえず今までのホラーの歴史と道具立てで作ってるという印象は拭えないですね。ま、ホラーって基本的にそういうものなんですが。歴史に対してリスペクトする、というか。それでもそろそろ新しいエポックになるホラーが欲しい。ロメロの「ゾンビ」のような。新しい解釈じゃなくて、発明に近いもの。それを作れたら誰でもきっと億万長者になれるでしょう。あっ、ロメロって、全然オカネなかったかな。ガレージセールで見つけたようなメガネかけてるし。そのロメロの20年ぶりのゾンビ映画「ランド・オブ・ザ・デッド」が、明日からはじまります。

投稿者 いがらしみきお

2005年08月19日

着信あり2

「着信あり2」です。子供が借りて来てくれ、というので、DVDでいっしょに観ました。
「着信あり」の「1」の方も、確か子供といっしょに観たんですが、ウチの子は、こわがりのくせにこういうのを観たがるというか、こういうのを観たがるくせにこわがりという感じなんですね。
「1」の方は三池崇監督ということで、なんでもありというか、手加減なしのおもしろさがありましたが、「2」は塚本連平という監督、どうなるのかな、と思っていたら、なんか「アナコンダ2」の監督のように、丁寧に撮っていました。でもこの監督は決してホラーとか好きな人じゃないな、と思います。この人は基本的にいい人なんじゃないでしょうか。知らない人ですが。なぜいい人だと思うのかというと、「2」が「恋愛」というものを付け足してきたからというわけではなくて、禍々しいシーンを撮っても、なんか殺伐としていない。いい人に「殺伐」というニュアンスは撮れないと思います。
「殺伐としていないものはホラーではない」、または「殺伐としたものはすべてホラーである」というホラー原理主義者殺伐派のワタシとしては、なんか不満でしたが、子供にはちょうどよかったみたいで喜んでました。
しかし「1」は、柴咲コウ、「2」はミムラと、日本2大ホラー顔女優をキャスティングして来たのはエライと思います。「2」で、ワタシが一番震え上がったのは、絶叫するミムラの顔のアップでしたから。あははは。

投稿者 いがらしみきお

2005年07月18日

ザ・リング2

ホラー映画が好きなんで、観て来ました。「ザ・リング2」。
今回は本家「リング」の中田監督が、たった一人でハリウッドに渡って、英語しか喋らないで作ったということで、そりゃエライなぁ、と思ってたんですが、結論から言うと、なんだか「ザ・リング2」は、「2」じゃなくて、「ザ・リング」のリメイクみたいでした。もっと単純に言うと、「リング」のリメイクに近いですね。決して「2」じゃない。
アメリカ人が監督の「ザ・リング」は、船の上で馬が暴れるシーンがよかったと思うんですが、中田監督のインタビューを読むと、なんか「2」は、それに味をしめたのか、動物をやたら出す脚本になってたそうですね。それを監督が「鹿だけにさせた」と。ワタシはもっと動物出した方がよかったと思います。出てくる動物の数だけでも多くしておけば、ちゃんと「2」になったのに。あははは。
同じくハリウッドが、本家の清水監督に作らせた「THE JUON」、あちらは完全に「呪怨」のリメイクと名打ってましたが、呪怨さんと呪怨くん(ワタシはこう呼んでます。上から来るのが呪怨さんで、下から来るのが呪怨くんです)の数を増やせば、あーら、不思議、あっと言う間に「2」になるのでした。あははは。「エイリアン2」じゃないんだから。
まぁ、中田監督、単身ハリウッドに行って、いろいろあったでしょうね。映画作りは監督やスタッフの長い旅のようなもので、出来た映画はおみやげみたいなもんですが、旅の方がおみやげの何倍もおもしろいのは当然です。中田監督も出演者とか、誰かスタッフの女の子に惚れたりしたのかなぁ。

投稿者 いがらしみきお

2005年07月08日

クライモリ

これはDVDです。ワタシは最初このタイトルを見た時「蔵イモリ」という、蔵の中に潜む巨大な人食いイモリの話だと思ったんですが、というのはジョーダンです。
これはですね、「悪魔のいけにえ」とか「テキサス・チェンソー」とかと同じ「アメリカど田舎不気味地帯/あんたらもうこっから出られへんで」的な話です。アメリカは広いですからね、海外旅行に行ったり、ネットサーフィンしたり、花粉症がどうのこうのとかとは無縁なところがまだまだ現実に残ってるそうです。ま、日本にもそういうところがあるんじゃないかと思って、この前、そういうホラー漫画を読み切りで描きました。興味のある方は6月の「ビッグコミックスピリッツ」29号と30号を読んでください。前後篇で載っています。ギリギリ30号の方なら今も買えるかも…
とかなんとか言ってる間に、あー、もう7月、ダメだ!すみませーん。もう本屋さんにはありませーん。なんか周回遅れの告知コーナーになってしまいましたが。

投稿者 いがらしみきお