メイン

2006年12月27日

ミッション・インポッシブル3

表題が「M:i:Ⅲ」となっていますが、観たのはだいぶ前のことです。この一週間、映画はおろかDVDも観てません。忙しくて時間がなかったのと、例のエアコンがまた壊れたためです。エアコン自体は同じ壊れ方なので、もうなにも言う気がしない。修理に来たメーカーは「3ヶ月以内に同じ故障が起きたら無償で修理します」などとヌカして帰ったらしいですが、呼ぶとまたもや「コンプレッサーが」とか「7、8万ぐらい」とか「2、3週間かかる」とか言い出すつもりでしょう。このメーカー、ちなみに□□□□□□□ですが、今後このメーカー□□□□□□□からは、他の家電も含めて、一生なにも買わないことをここに宣言します。□□□□□□□!バカヤロー!□□□□□□□!おまえらサイテーだ!わかったか!□□□□□□□!潰れちまえ!□□□□□□□!□□□□□□□~!!!!
なんだかクロスワードみたいになってますけど。あははは。しかし、1週間なんの映画もビデオもDVDも観なかったとなると、これは何年ぶりかのことです。なにしろ海外旅行とか行ってもホテルのペイ・パー・ビュー三昧のヤツなんで、もしかすると、ははぁ、病気で入院して以来かも。とすると5、6年ぶりですかね。病気ヌキだと、これはもう20年ぶりぐらいになりますね。レンタルビデオ屋とかができる前だから。レンタルビデオ屋はかくもワタシの生活を変えてしまったのでした。これは一時期のゲーム機もそうですが。
それで1週間映画とか観ないとなにか変わるかというと、もちろん1週間ぐらいでなにか変わったりはしない。今となっては、むしろ一週間毎日なにか観つづけた方が変わるかもしれない。吐いたり倒れたり眠れなくなったりとか…。うーん、それもないかな。毎日映画館に通ったってたぶんワタシにはもうなにも起きないでしょう。
こういうことばっかり言うので、ネガティブなヤツだと思われるわけですが、実はワタシにはネガティブなことを言ってる実感がないんです。たとえば、「トシをとったから」とか、「オカネがないから」とか、「どうせ死ぬんだから」とか、よく口走ります。世の中にはそういうことを絶対言わない人もいる。だけどワタシは言います。ほんとのことを言わないで、黙って微笑んでいるということが未だに出来ません。ほんとのことを言わないと、ほんとのことを言われたくない人ばかり寄ってくるような気がするんですよ。そんな風になるのは、自分の世界を住みにくくしているだけだという自分勝手さぐらいはたいせつにしたいものです。これをみなさんに年越しの言葉としてお贈りしたいと思います。え?そんな言葉贈られなくてもいい?そうそう、人間ほんとのこと言わないと。
だったらエアコンメーカーの名前も伏せ字にしないでちゃんと教えろ?あなた、なに言うん。そんなこと言ったら、竹書房さんに迷惑が。いやいや、いくらなんでもそんなことは、だから□□□□□□□ですって!□□□□□□□!そこに勝手にアルファベットを入れてみてください。あー、やっぱりクロスワードのようになってしまった今年最後の映画ゾンビでした。みな□ん、よい□□を、お□□□□さーい。

投稿者 いがらしみきお

2006年09月14日

マイアミ・バイス

前回、2本ハシゴし、「グエムル」の前に観ていた「マイアミ・バイス」。ほんとは「マイアミ・バイス」→「グエムル」の順じゃなくて、「グエムル」→「マイアミ・バイス」が希望だったんですが、時間が合わなくて。というか、元々2本観るつもりはなかったんです。しかし、来週の新作が「X-MEN」とか、「バック・ダンサーズ」たらいうシロモノらしいので、ここはまとめて2本観ておいた方がよかろう。来週、「マイアミ・バイス」を観るために、わざわざまたシネコンまで来たくないし。というわけで、本屋ウロウロはあきらめて、ちょうど5分後にはじまる「マイアミ・バイス」へ。
なんで「マイアミ・バイス」なのかというと、監督がマイケル・マンだからです。だけど、ワタシがマイケル・マンの映画で一番好きなのは「ザ・キープ」だったりします。これは20年以上前の、マイケル・マン唯一のホラーなんですけど、なんか寒々とした孤独感があってよかったです。あとは「ヒート」にしても「インサイダー」にしても、そんなに記憶に残っていないです。記憶に残ってるのはカットとかシーンとか、絵というかカメラというか、構図というか照明というか、特に「アリ」のオープニングには驚愕し、「コラテラル」の銀色っぽい夜の質感にも感じ入りました。
以前、フランス代表のアンリが出てくるナイキのテレビCMがあったんですが、これにワタシいたく感動しまして、サッカーの国歌斉唱の時のように、いちいち立ち上がってCMに見入ったものです。しばらくはそのCMが流れると、家族から「パパ、アンリだよ」と言われるままに、直立不動、胸に手を当てて見ておりましたですだす。で、そのCM、これはマイケル・マンが撮ったに違いない。これを撮れるのは、世界中探してもマイケル・マンしかいない。ワタシには絶対的な確信がありました!調べてはいませんが、絶対マイケル・マンです!!たぶん間違ってるでしょうけど。あははは。
今回の「マイアミ・バイス」も何カ所となくいいカットがあったので、それはそれで文句ありません。だけどもう少しドンパチやるかと思ったんですが。で、そのドンパチがほとんど「プライベート・ライアン」風だったら、アクション映画の新しい地平が開けたかもしれないのに、と思うのは観た側のただの欲目ですけど。
それにしても台湾の「美しいおかあさん」ことコン・リーが、太股もあらわにコリン・ファレルと欲望のおもむくままお互いを貪り合うとは。あぁ、あの「美しいおかあさん」が、「美しいおかあさん」が…。とは言っても、コン・リーが一番よかったんですが。

投稿者 いがらしみきお

2006年07月28日

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」、略して「パイカリデッチェ」です。えー「パイカリデッチェ」、嫁さんと子供が楽しみにしていたので、またまたワタシもノコノコついて行きました。「カネあるんだからこれぐらいはやってるだろう」という予断でもって観ていましたが、まさに「これぐらい」という感じで、多くもなし少なくもなしです。でも、たぶんみんなもう少し笑かして欲しかったんじゃないでしょうか。1本目よりさらにコメディ色強くするのが正解だろと思いましたが、なんか「つづく」で終わってるのでこれは前篇で、後篇はキース・リチャーズも出るみたいだし、爆笑コメディ路線になってるかもしれません。キースがヤシの木から落ちるギャグとかもやるのかな。やるわけないだろうけど。
今回ももう1本。「クラッシュ」です。今年のアカデミー賞作品賞です。監督のポール・ハギスは「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本を書いた人です。ある交通事故によってロサンゼルスに住むいろんな人たちのいろんなことがあからさまになり、人種差別、貧困、病気、犯罪、暴力、そして愛がグルグルと渦巻いてハリケーンのように通り過ぎて行くと、あとには「人は一面的なものじゃないでよ」というテーマが落ちているという群像劇です。ひさしぶりにロスの風景を観たくて借りてきたんですが、これも「アカデミー賞なんだからこれぐらいやってるだろう」という予断で観てしまいました。もう今の時代「予断」なしでなにかを観たり、聞いたり、読んだりするのは不可能なんじゃないでしょうか。そしてその予断を越えるものなど、もうなかなかないということです。
例えば「クラッシュ」の場合、ワタシの予断の素になる作品というと「ミリオンダラー・ベイビー」とアルトマンの「ショート・カット」とクローネンバーグの「クラッシュ」です。さらに言えばポール・トーマス・アンダーソンの「マグノリア」も入るだろうし、ひどい場合には「ゴッドファーザー」さえ立ちはだかってきます。この予断の作品群を踏み越えて2、3年後もその記憶をワタシのボロボロの脳髄に刻み込んでいられるものなど、もうめったなことじゃありえないでしょう。
それでは「ミリオンダラー・ベイビー」も「ショート・カット」も「クラッシュ」も「マグノリア」も「ゴッドファーザー」も観たことがない人が、この「クラッシュ」を観た場合どうなるのか。もしそういう人がいたら、「死ぬまで憶えてるだろうこの10本」とか「嫁の悪口は言ってもこの映画の悪口は言えない1本」とか「棺桶に入れてモロとも焼いて欲しいこのDVD」とかに、この「クラッシュ」を選ぶかもしれないです。でもたぶんその人は映画なんか観なくてもいい人なんじゃないでしょうか。最近は映画なんか観なくてもいい人ばかりになったような気がします。

投稿者 いがらしみきお

2006年06月20日

陽気なギャングが地球を回す

ワールドカップがはじまってしまうと、たぶん映画もビデオも観てるヒマがなくなるだろうと思い、嫁さんと子供が「陽気なギャングが地球を回す」を観に行くというので、これ幸いとまたノコノコとついて行きました。実はワタシだけ「ジャケット」を観るつもりでいたんですが、子供の塾が終わる時間に合わせてたら遅れてしまい、結局いっしょに「陽気なギャング-」の方を観ることになってしまいました。「陽気なギャング」が「銀行強盗」する話に興味はなかったんですが、免許を持ってない男というのは田舎ではほとんど人権などないに等しいので。
ところでワールドカップですが、今回のジーコの日本代表にはアジア予選の頃から興味が持てませんでした。ワタシこんなに醒めた目で日本代表を観てたことはない。ジーコの日本代表には「選手の自主性を育てる」というテーマがあるそうですが、シュートを打たないFWや、サーカスみたいなパスばかりやりたがるMFや、フリーランニングしないSBや、負けてるのに最終ラインでのんびりパス回してるDFがいたら、もう呼ばなければいいだけの話だと思うんですが。またはそういう選手を選ばない代表監督にすればいいだけの話でしょ。じゃないスか?
サッカー協会の川淵キャップ、ワールドカップ初戦、オーストラリア戦のロッカールームで「この戦いはサッカーだけの戦いではない。日本人のメンタリティーを変える戦いでもある。だから死力を尽くして戦ってくれ!」というような檄を選手に言ったそうですが、ワタシはあなたのそういうところが好きです。たかがサッカーで日本人の「誰かに言われたとおりにやってりゃいい」というメンタリティーさえ変えようとする。だけどそれをやるにはジーコじゃ無理でしょ。それをやれるとしたら岡ちゃんしかいなかったはず。じゃないスか?じゃないスか?
それとジーコの日本代表は、アジア予選で韓国とも戦わずに行ったのが気にくわねい。韓国とやりもしないでなにがワールドカップだってぇの。ワタシゃね、ワールドカップで優勝なんかしなくていいから、二度と韓国に負けないチームを作って欲しいっス。ワタシの生涯いったい何度韓国に泣かされてきたか、その悔しさをワタシは片時だって忘れたことはねぇい!パク・チャヌクの映画を観て熱狂しても、キム・ギドクの作品で驚いても、驚くそばから悔しくなる、あぁ、また韓国にやられてるって!オレァ、アホですか?サッカーと映画は関係ないと知りつつも、また韓国にやられてると思うわけですよ!オレァ、ドアホっスか?じゃないスか?じゃないスか?
ギドクの「うつせみ」を観たあと、「陽気なギャング-」なんて映画を観ると、まったくこれって今の日本代表そのものじゃないかと思うわけです。じゃないスか?

投稿者 いがらしみきお

2006年04月07日

ドゥーム

シネコンの弊害ここに極まれりという感じで、観たいと思ってた映画が仙台に来ません。クローネンバーグの「ヒストリー・オブ・バイオレンス」もクレイヴンの「カースド」もファブリス・ドゥ・ヴェルツの「変態村」も来ないではねいでぃすか!昔のように市内の映画館健在だった頃なら「ヒストリー・オブ・バイオレンス」は日の出プラザで、「カースド」なら東映パラスで、「変態村」なら仙台シネマでやったはず。いや「変態村」だけはわかんないですけど。
仙台もシネコンに押されて、市内の映画館がバタバタ閉館し、駅前というとどこの地方都市でも映画の看板があったものなのに、今はもう仙台の駅前にもひとつもない。まるで平成の廃藩置県の如く、合併合併に明け暮れて自分の育った町の名前さえバカバカ消されてしまうのと同じように、ここまで映画館が消えて行く自体に我々はなにもできない。ワタシもできません。だからノスタルジーに駆られて「映画館を返せ」なんて言わないで、ただただ怒ってみせてるだけですが。
で、「ドゥーム」。元ネタは有名なネットゲームです。「バイオハザード」みたいなもんだろ、と思って行ったら、「バイオハザード」よりもおもしろくありませんでした。ジョボビッチも出てないし。それよりこの監督は血の使い方がなっとらんので、最初からもうこれはいかんと思っちょりました。監督のキャリアを見てみたら、「ロミオ・マスト・ダイ」とか撮ってる。コイツか、リー・リンチェイ先生にジーパン履かせてロスだかニューヨークだかの街を走らせたバカヤローは。リー・リンチェイにジーパンなんか履かせんな!ブウゥゥゥゥ!!
というわけで気に入りませんでした。いや、わかってたことなんですが。そう言うとせっかくクルマで送ってくれた嫁さんも怒り出すわけです。「なんでおもしろそうでもないものを観にくるの」と。
その理由はこうです。ワタシにとって映画を観るというのはもう昼メシの世界です。とにかく昼メシは食わなければならない。で、今日はそばにしようかラーメンかうどんかパスタか、そう考えるとその時やっていた映画で「ま、いいか」と思ったのは「ドゥーム」だけだったんですね。これを昼メシで言うと、仕事場近くのパチンコ屋の裏にある名もない中華屋で今日はチャーハンを食う、という感じでしょう。そのチャーハンがどんな味なのかもうわかってるので、うまいかまずいかと言われても、まぁ、こんなもんだろ、ということです。それを夢がないとか寂しいとか言われても、ワタシはもうジタバタするつもりはありません。その中華屋ももうなくなるみたいですが。

投稿者 いがらしみきお

2005年12月09日

Mr.&Mrs.スミス

「ミスター&ミセス.スミス」、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーです。ワタシはアンジョリの唇を見るとどうしても笑ってしまいます。なぜみんなは笑わないのか不思議です。嫁さんが「バカなのを観たい」というので、今やっている映画で一番バカそうな映画として家族で行きました。
ま、確かに十分バカな映画でしたが、ブラピとアンジョリにギャラふんだくられただけの映画だと思います。その証拠にブラピとアンジョリだけが幸せそうです。嫁さんはと言うと、なんか「バカ」の主旨が違ってたようで不満そうでした。娘はひと言「長すぎる」。
やっぱり満足なのはブラピとアンジョリだけでしょう。あっ、おすぎも満足だったみたいで、文春で星5つとかつけて絶賛してました。あははは。

投稿者 いがらしみきお

2005年11月11日

甘い人生

イ・ビョンホンです。DVDで今頃観てます。
ワタシも韓流映画にハマったひとりなんでしょうね。その第一歩はやっぱり「オールドボーイ」だと言いたいですが、厳密にはその前に観てた「カル」の方かも。「カル」は確かに「セブン」の路線を狙った映画でしたが、それはそれでよく出来てて、まず韓国の役者さんに驚きました。とにかくみんな存在感がある。体臭さえ匂うようなそのリアルさに、これはエライなぁ、と思いました。だからワタシもヨン様狂いのオバアたちと同じ入り方してるんでしょうね。結局、韓国映画は役者さんです。役者さえよければ映画なんてなんとかなるんじゃねいでしょうか。テーマだのストーリーだの、そんなもの、いい女優の前ではとるに足らない問題っス。同じく韓流にハマってるワタシのアシスタントは、「ほえる犬は噛まない」のペ・ドゥナにイカレて、「リンダリンダリンダ」の劇中バンドが出したCDまで買ったとか。映画観てないくせに。映画観ろ、おまえ。オレも観てないけど。
というわけで、韓流の前ではヨン様狂いのオバア同然になっているワタシですので、禁断症状が出てなんでもいいから韓流映画を観たくなったんですが、もう近所のビデオ屋にあるめぼしいものはほとんど観てしまっている。それでビョン様の「甘い人生」を手にとってみたら、これって「箪笥」を撮ったキム・ジウンが監督なんですね。劇場で予告篇だけ観てて、ははぁ、これはビョン様のビョン様によるビョン様のための映画なんではねいか、とナメてかかってたんですが、じゃ、まぁちょっとだけ、というわけで、借りてきて観ました。
観たらびっくり!韓国版「仁義の墓場」みたいな映画で、ビョン様ファンのオバアたちって、これをほんとに観たんでしょうか?吐いたり、泣きわめいたり、失神したり、逃げ帰ったりしなかった?言っちゃぁなんだけど、ビョン様ファンのオバアたちにこれを観せるというのは、映画なんか観たことのない敬虔なキリスト教徒に、いきなり「パッション」観せるようなもんじゃねいでしょうか。「パッション」は人を二人殺してる殺人映画でぃっす。
ワタシの記憶によれば、この「甘い人生」をホメてた人はあんまり知りません。たぶんワタシのように、みんな「ビョン様映画」としてしか見てないのかも。ビョン様使ってこんな映画にしたキム・ジウンもエライけど、こんな映画に出てここまで自分を追い込んだビョン様もエライと思います。
まったくエライエライエライ!今週は「親切なクムジャさん」観に行くどー!オー!

投稿者 いがらしみきお

2005年11月01日

ドミノ

トニー・スコット監督の「ドミノ」です。トニ・スコは結構好きです。兄のリドリー・スコットことリド・スコも好きですが、この兄弟、兄の方は重厚というか重いものが好きで、弟の方はシャープというか尖ったものが好きみたいです。それにしてもトニ・スコ、「クリムゾン・タイド」辺りから発病したMTV病というかカット・チック症候群というか、ますますビョーキがひどくなってるんじゃねいでしょうか。あまりにもカットが細か過ぎるので、字幕なんか読んでると、なにが映ったのかよくわかんないままドンドン進行してしまうし、その上いきなりズームはするわ、スローモーションはするわ、早送りはするわで、鼻の穴しか映ってないカットまであったような。
うーん、病いコーコーとはこのことじゃねいでしょうか。トニ・スコのこの病気は「エネミー・オブ・アメリカ」で最高潮に達したと思ってたんですが、そのあと「スパイ・ゲーム」、「マイ・ボディガード」とまだまだ進行中でした。このまま行くと、映画1本総カット数の世界最高記録を樹立するかも。今の記録保持者はオリバー・ストーンだったりして。あははは。
オリバーくんも同じようなMTV病というか、PV病にかかってから長いと思うんですが、いったい二人ともいつまでこんな撮り方するつもりなのか、ちょっと興味が出てきました。またはどっちが先にやめるのか。うーん、刮目して見守りたいと思います。

投稿者 いがらしみきお

2005年10月19日

ワイルド・タウン

「ワイルド・タウン」です。ザ・ロック主演です。ザ・ロックの映画というのはほとんど観てます。この人はプロレスラーでもあるんですが、なんか出演するものに無駄がない。一番最初に観たのは「ハムナプトラ2」で、そのあと「スコーピオン・キング」、そして「ランダウン」。この「ランダウン」はなかなかいいセンしてました。その流れで来て、今度は「ウォーキング・トール」をリメイクした「ワイルド・タウン」。丸太一本で悪に立ち向かう保安官、おぉー、いい!いい!いいじゃん!!
と、こういう流れだと、今までそんなに外したりすることはなかったので、自分の「映画勘」を信じて借りて観たら爆睡。せっかく丸太一本で悪を叩きのめす、というシチュエーションを考えながらも、よく見たらその丸太、ザ・ロックの腕より細い。いくらロックの腕の方が丸太ん棒みたいでも、これじゃ角材っしょ。
なんかワタシの「映画勘」が鈍ってきてるんですかね。この「勘」というのは、昔はレコードというかCDで鍛えられてたと思うんですが、最近CD買わないので、「映画勘」だけじゃなくて、「本勘」まで鈍ってきたような気がします。「おもしろそう」と思って買った本を、最初の10ページぐらいでもう見切ってしまったり、我慢して読んでも、結局こういう話を書く人が好きになれなくてその辺に捨てておいてしまったり。
いや、ほんとは理由はわかってるんです。物を買う時の集中力がなくなってきたんでしょう。だけど集中力を出して、映画なりCDなり本なりを選ぶと、結局なにも買わないで帰ってきてしまう今日この頃です。自分でも難しい年頃になったと思います。

投稿者 いがらしみきお

2005年10月07日

シン・シティ

嫁さんと子供は「チャリ・チョコ」へ、ワタシは「シン・シティ」へと、久しぶりに家族でシネコンに行ってきました。観たものは別ですが。
「シン・シティ」、これもアメコミ原作ですか。アメコミ物は最近多いですが、ワタシは「スパイダーマン」ぐらいしか知りません。原作者のフランク・ミラーはロドリゲスと共同監督です。ロドリゲスは例によって、制作、監督、脚本、撮影、編集、音楽までやってます。やっていないのは録音と照明ぐらいですが、ほんとは上映と売店の店員さえ自分でやりたいんでしょう。そんなことはないかな。
ハリウッドはいろいろ組合の制約があって、共同監督というのは認められていないので、ロドリゲスはこの映画のために監督組合を脱退したとか。ロドリゲス曰く「終わったらまた入ればいいんだから」。
最初、映画化の話をフランク・ミラーに断られたので、「キミが自分で監督しないか」とオファーしたら、フランク・ミラー、俄然やる気出したとか。映画化の口説き文句として言ったのかと思いましたが、ロドリゲス、ちゃんと考えがありました。それは原作と同じ構図でやるということです。つまり漫画と同じものを作るということですね。それで画面も基本的に白黒になってます。その話を聞いてからワタシも俄然観たくなりました。
ははぁ、これはほんとに漫画と同じ構図で撮ってますね。それでわかったのは、漫画の構図というか絵の作り方というものが如何に説明的かということです。説明的で悪ければ、合理的と言ってもいい。でもフランク・ミラー、うれしかったでしょうね。絵を描かないで漫画作れるんですから。その証拠に、今一番やりたいことは「シン・シティ2を作ること」だそうです。作るみたいですけど。
それにしてもワタシが思うのは、ロドリゲスの我が道の行き方です。やれるんなら、やりたいようにやる、やれないんなら別なことをやる、とはっきりしてます。ほんとうはいろいろあるんでしょうが、人から見たらそういう風に見える人にワタシもなりたいもんです。

投稿者 いがらしみきお

2005年09月23日

ワンナイト・イン・モンコック

これも映画館で観ようと思ってたんですが、結局見逃してしまった「ワンナイト・イン・モンコック」。香港のモンコックというところは世界一の人口密度なんだそうで、そこで起きたある事件を巡って、警察、ヤクザ、殺し屋、娼婦、老若男女、貧乏金持ち、地方中央が入り乱れる一夜の群像劇です。その直前に観たのが「チャーリーとチョコレート工場」だったので、原宿でスイーツ食ったあとに、池袋で中華たらふく食ってるみたいで順序が逆だというか、腹こわすだろというか、ともかく「チャリチョコ」との落差が気持ちいいぐらいでした。とは言っても、また「チャリチョコ」の悪口言うつもりじゃなくて、なんかこの前は悪く言い過ぎたというか、ティムごめんな、というか、ひとりで観てしまって家族にこっぴどく怒られた腹いせもあったかもしれないし・・・、「チャリチョコ」そんなに悪くなかったです、はい。
で、「ワンナイト−」、ヒロインがワタシの行きつけの歯医者の助手のおねえさんに似ててよかったです。「人口密度世界一」っていうのもいいですね。地方の若い人が、なぜ都会に憧れるかというと、結局、人口密度だと思います。それは、どこに行っても喫茶店があるということだし、どこに行ってもアパートがあるっていうことだし、どこに行っても灯りがあるということだし、どこに行っても誰かいるということです。
ワタシも東京が好きです。夜、ホテルの窓から東京を見ていて、そこのどこかをクリックすると、とあるビルになって、そのビルをクリックすると、どこかの部屋になって、その部屋をクリックすると誰かの机になって、その机をクリックすると、引き出しの中の写真が出てきて、その写真をクリックすると、その写真に映ってる誰かが見えてきてみたいなイメージがあります。これではまるでパソコンの画面のようですが、どこをクリックしてもイベントが発生するみたいなところが東京にはある。それで言うと「ワンナイト−」、どこかヤバイところをクリックしてしまった人たちのお話ですね。

投稿者 いがらしみきお

2005年08月05日

ソルトン・シー

「ソルトン・シー」、DVDです。なんか話題になったのかなぁ。誰も知らなかったりして。
監督がD・J・カルーソと言って、え?アンジェリーナ・ジョリーの「テイキング・ライブス」の監督?ワタシはまたレイ・リオッタ主演の「NARC」という警察ドラマの監督だと思って観たんですが。あははは、勘違い。「NARC」の監督はジョー・カーナハンでした。カーナハンの「NARC」はヤク映画として渋い線をグリグリしてたので、この「ソルトン・シー」もまたヤク映画として、痛いところをズブズブしてるんだろうな、と思って観たんですが、あ、そー。違う監督なんだ。
ま、ワタシの早とちりでしたが、ヤク映画というのは、雰囲気が肝心です。雰囲気さえいい感じなら、ストーリーとかはあんまり関係ない。その世界というか、雰囲気を楽しむだけに観るというか、ロードムービーなんかもそうですね。
でもヤク映画の雰囲気を楽しむってどういうことなのかなぁ。ヒトとして相当問題あるかもしれないですね。なんかドツボ感というのかな、それを見学するんだと思うんですが。
主演のバル・キルマーもなかなかのドツボ感で、ヴィンセント・ドノフリオの鼻のない売人、これなんか素晴らしいドツボ感でした。ドツボ感というのは、「こいつの運命もう決まってる」という感じのことでしょうか。それで言うと、ドツボ感のある人が増えてるような。
最近見かけたのは、近所の焼き肉屋で隣の席に来た、オヤジ、タバコプカプカ、嫁さん茶髪でジャージー、子供ほったらたかして二人で生ビールグビグビ、娘、肉来ても携帯パカパカ、息子、肉焼けてもゲームカチャカチャの家族ですね。まぁ、こういう人たちのドツボ感というのは見学しててもおもしろくないもんですが。

投稿者 いがらしみきお

2005年07月26日

アナコンダ2

「アナコンダ2」です。映画館に行こうかと思ってたら、結局、仙台には来ませんでした。だからDVDです。
「アナコンダ」の「1」の方は、ジェニファー・ロペスの出世作として有名ですが、CGバレバレということを恥じることもなく、撮りたい絵をゴリゴリ撮ったというところに、スガスガしいものを感じた作品でした。あと、アナコンダにペッと吐き出されて、半分溶けかかりながらもウインクして死んでいくチャーミーなジョン・ボイドにシビれたもんです。
今回は、ジェニ・ロペもボイドもいない。さぁ、どうするかと思ったんですが、スターがいない代わりに、モンスター物の定石を外すことなく、律儀に丁寧に作っています。それはそれで好感持てるんですが、ちょっと律儀にやりすぎる。そんなのやってもしかたないのに、と思うところさえあります。とにかくマジメです。
さぁ、ラストのクライマックス、これはあとひと押しくるだろうと思って、気分的には、後ろを向いて目をつむって最後のひと押しを待ってる、という状態でいたんですが…ん?あれ?いつまでたっても押してこない。おかしいな、と思って振り向いてみたら、もう帰ってしまってました、という映画でしょうか。なんか、今夜は泊まってもいいのに、と思ってる彼女を前にして、結局、家まで送り届けてしまうマジメな男みたいです。「1」の方は、スキあれば押し倒そうとするモノオジしないヤツだったんですが。

投稿者 いがらしみきお

2005年07月22日

あゝ!一軒家プロレス

「あゝ!一軒家プロレス」です。ソニンが出てなかったら観なかったでしょうけど。
「砂と霧の家」の時もそうでしたが、結局、ワタシは女優さんで観るタイプなんですかね、映画を。いや、これもDVDで観たんですが。
タイトルが素晴らしいですね。誰がつけたのかな。テリー伊藤?
バトル物を撮りたかったんでしょうが、一応ストーリーとかもあります。例によって途中で寝てしまったんで、そのストーリーがよくわかってないんですけど、ワタシはもともとストーリーとかに感心するタイプじゃないので、ストーリーなんかは「スターウォーズ」方式で字幕でズンズン説明してしまって、あとは一軒家でプロレスするところからはじめてもいいんじゃないかと思いました。メル・ギブソンの「パッション」みたいに。
ワタシは「パッション」をパフォーマンス・ムービーと呼んでますが、あの作品はハリウッドが作った近来稀にみるエポックだと思います。観客が2人死んだところをみると、史上初の殺人映画、または兵器映画と命名してもいい。「映画は人まで殺してしまえるものなのだ」ということを、世間に如実に知らしめたメル・ギブの功績は、アカデミー賞とラジー賞、アボリアッツ映画祭マタンキ賞とかまで、あげてもいいとさえ思ったぐらいでした。
ところで、主演のプロレスラーの橋本選手が亡くなりましたね。子供の頃からプロレスファンだったんですが、なぜか橋本、蝶野、武藤の時代から見なくなってたんです。まぁ、余談ですが。

投稿者 いがらしみきお

2005年07月11日

コンスタンティン

えー、ほんとは「ミリオンダラー・ベイビー」を観ようと思ってたんですが、本屋をウロウロしたり、晩メシ食ったりしてる間に、間に合わなくなってしまって。
でも同じシネコンでやっていた「コンスタンティン」が時間ドンピシャだったので、こちらを観ました。「おまえは時間が合えばどんな映画でもいいのか!」と言われそうですが、もちろんそんなことはないんです。なんとなく「ミリオンダラー・ベイビー」を観るのが、億劫になったんですね。本屋をウロウロしてる間に。
「ミリオンダラー・ベイビー」はたぶん傑作なんでしょう。イーストウッドだし、アカデミー賞だし。だけど、その傑作の案配というのがなんとなく予測がついてるというか、もう世の中には傑作を作れる人が何人ぐらいいるのかなぁ、5万人はいるんじゃないかなぁ、というか、オレは傑作を観たいのか?オレは傑作とかじゃなくて、ただ単に「すごいもの」を観たいんだろう、昔から。そうだろ?とか、ちょっと思ったわけです。
「傑作ならすごいはずじゃないか!」と言われそうですが、傑作でもそれほどすごくないものもある、というか、傑作だったけどすぐ忘れてしまうものがある、というか、「傑作」の仲間入りしたくて作ってるというか、最近の「傑作」はそんな感じなんです。「傑作はもういい」という言葉さえ頭に浮かんだ夜でした。
それで代わりに観た「コンスタンティン」は、「すごいもの」だったかというと、すごくはありませんでした。まぁ、レイチェル・ワイズという女優さんが好きなので、あと「傑作」でもなかったので、それはそれで文句言うつもりはありません。

投稿者 いがらしみきお

2005年07月07日

ブレイド3

さて、記念すべき1本目は「ブレイド3」。
ブレイドシリーズは、好きなんで楽しみにしていました。なんでも今回は「テキサス・チェンソー」のハナたらし女優、ジェシカ・ビール嬢まで出るというので。
ははぁ、今回の監督はシリーズの脚本やってた人なんだ。なんか悪い予感がしたんですが、当たりました。ブレイドが今さら警察に捕まったり、吸血鬼撲滅のNPO団体みたいな人たちが出て来たり、実はオレには娘がいる、隠してたけど、とかいう例の展開になったりして。うーん、いかんのじゃないの、これ。というわけで途中から爆睡。
目が覚めたらお仲間の人が捕まってたりして、なんで捕まったのかは知らないけど、とにかくブレイドよ、戦え!とか思ってたら、恒例の荒技を出す間もなく終わってしまいました。最後はせめてジェシカ嬢にハナたらして泣き叫んでもらいたかったっス。
まぁ、映画の前に食べた辛味大根そばがおいしかったから、よしとしよう。あと、タラの芽の天ぷらも。
というわけで、ブレイド、辛味大根そばに救われる、の巻はおしまい。

投稿者 いがらしみきお