8月はお盆ですのでね、家族を連れてちょっと東京へ。久々の家族旅行です。それで、子どもに行くところを決めさせたら、原宿とアキバだと言う。少し文句を言いましたが、ここ1年以上はどこにも連れて行けなかったので従うしかない。ワタシとしては「家族で新幹線に乗りたい」というのがささやかな望みでした。しかし、そんなささやかな望みは行きの新幹線で早々と達成されてしまい、トーキョー、トーキョー、終点でーす。これからワタシはなにをすればいいの?と思っていたら、東京、まったく暑い。8月の東京は燃ゆるようですのす。
とにかくホテルへ直行。名前は出さないけど、いいホテルです。あのくだらないシャワーカーテンというものがない。ウチの嫁さんはホテル好きなので、どこに行くでもそれなりのホテルじゃないと納得しません。ルーム・サービスで昼飯を食べると、嫁さんと子どもは原宿へ。ワタシまでついて行くと二人ともいやがるので、携帯で映画を検索してみたら、リンチの「インランド・エンパイア」をやっている。というか、時間的にそれしかなかったので、ひとり恵比須へ。
「インランド・エンパイア」は、リンチのリンチによるリンチのような映画らしいので、あまり興味はなかったんですが、やっぱり寝てしまいました。隣のおねえさんなんかもっとひどい。はじまる前から寝てました。あははは。
というわけで途中で出て来てしまいましたが、こんな映画に超満員、東京は異常です。まぁ、みんなリンチが好きなのかもしれませんが、リンチが好きな人がこんなにいる都市はやっぱり異常だと思います。しかし、リンチは他に撮りたいものがなかったんでしょうか。たぶんなかったんでしょうね。
この「映画ゾンビ」、お気づきでしょうが、最近はワタシの身辺雑記がほとんどで、映画について述べている部分が少なくなってしまいました。映画はもう語るものではなくなったと言えば、そのとおりなんですが、それは毎度同じく音楽も漫画もそうです。もしかすると小説も。それはたぶん我々はもうみんな呪いが解けてきたからでしょう。誰が呪いをかけていたかと言うと、映画であり、音楽であり、小説であり、漫画ですが。そして呪いが解けてくると、人は平気で人を殺すし、オカネ儲けに走るし、その辺に寝そべるし、人の言うことを聞かなくなります。では誰が呪いを解いてしまったのか、一口で言えばコンピュータです。そういう状態をガマン出来ない人が、美しい国とか、品格とか言い出します。ワタシもイヤですが、もう少し見守るべきだと思います。せっかく呪いが解けてきたんですから。呪いなんかなしに生きて行けるのなら、それが一番いいはずです。さて、人は呪いなしで生きて行けるのかどうか。
えー、「映画ゾンビ」、今回でひとまず終わりたいと思います。これまで読んでくれていた方々に感謝します。近々、新しい企画をはじめますが、今度は述べてもしょうがないことを述べようかとか考えながら東京から帰ってきたのす。
2007年08月31日
インランド・エンパイア
投稿者 igarashimikio
2007年08月08日
ゾディアック
またまた取材に行くことにしました。ワタシの連載漫画の中で「ほやうどん」という料理を出したんですが、別件で検索かけていたら、地元宮城県で「ほや祭り」というものが7月にあり、その開催地には「ほやうどん」を出す寿司屋があるらしい。さらに近くのお店には、なんと「ほやラーメン」さえあるとか!
ほやに目がないウチのスタッフは、「この前、ほやそばを自作してみました。うまかったですよー、ほーら、これがその時の写メです」、「ほや祭りのほやのつかみ取りってどんなもんですかねー、ねーねー、どんなもんですかねー」などと、ハヤル気持ちを押さえきれないのがアリアリで、超強力台風が近づいているというのに、スケジュールにぶっ込みましたよ、「ほや取材」。こうして梅雨のまっただ中、台風一過の奇跡的な晴れ間が広がった朝、我々は軽自動車3人乗り片道2時間の旅に出発したのす。
ワタシのプランはこうでぃっす。昼頃、現地に着き、まずほやラーメンを賞味、腹ごなしに「ほやまつり」に出かけて、ほやのつかみ取りに挑戦!そしていよいよ本題のほやうどんへとなだれ込むぅ!!いやー、道さえ夏の日差しに白く輝いて、まるで夏休みに親類の家に泊まりに行く小学生のような気分でした。あははは。
おぉーっ、海だっ海だっ、海が見えて来たぞー!人間というのは、なぜか海が見えて来ると盛り上がるもんで、2時間の単調なドライブの果てに見えて来た海で気分もアゲアゲ。この辺だろ、「ほやうどん」の寿司屋は、などと言っていたら、苦もなく見つかりました。しかも、その隣が「ほやラーメン」のお店らしい。オオーッ!驚喜しつつ、まずは「ほやラーメン」から。え?これが入り口?、ふつうの家じゃないの?入ってみたら、ばあちゃんがひとり座っていて、テレビ観ながら「地震たいへんだごだねー」とか、「今日はほやラーメン16杯目だよ」などと言いながら、どっこらしょっと調理場へ。というか、台所へ。我々が座ったのは、ちょうどトイレの前。スタッフUの後日談で、「我々はトイレの臭いのするところでほやラーメンを食べていたのではなく、トイレの中で食べていたのです」との名言を引き出すこととなったのでした。味については…まぁ、いいじゃないっスか。
そのあと「ほやつかみ取り」が出来るという会場へ行ってみたら、そんなものやってる気配がまるでなくて、ギョリュウなんたらいう化石とか飾ってあるのを見てうらぶれた気持ちになり、テトラポットの海を見ながら、さびしく腹ごなししておりました。そして気を取り直して、本命である「ほやうどん」へ。
行ったら、いきなり「もうやってません」と言われ、真っ昼間っからビール飲んで赤黒い顔した地元のケンドー・コバヤシと清原を横目に、我々は海鮮丼のヤケクソ食いに走ったのでした。腹痛えー。田舎のバカー!グッスン。
え?「ゾディアック」はどうなった?、アレはね…うん、もういいでしょー。
投稿者 igarashimikio
2007年04月27日
ブラックブック
ワタシとアシスタント2名による、「ウチの事務所オンリーワン・ムービー」に燦然と輝いている「スターシップ・トゥルーパーズ」、その監督であるポール・バーホーベンの約7年ぶりの新作「ブラックブック」が仙台にも来たので、観に行きました。ナチ物なんで、なんだかな、という気持ちもナチにあらずでしたが、えー、くだらないダジャレはともかくですな、やっぱり仁義切って観に行きましたよ。ワタシ、映画だけは義理堅いんです。パーティだの飲み会だのゴルフだのは呼ばれても行かないですが。
バーホーベンというと、パワフルで、スキャンダラスで、いわゆるエッヂが効いた作品が売りです。今でこそ当たり前のように使われるCGについても、バーホーベンとジェームズ・キャメロンが「物好き」と言われながらも、使い続けたことによって確立されたものじゃないスか。
そのバーホーベンが、ハリウッドを都落ちし、母国オランダに帰って、第二次世界大戦、ナチとそのレジスタンス、まさにコテコテにアナログにして、スタンダードかつドメスチックなものを撮るということに、諦めに似た不安な気持ちを抱えたまま、映画館に行きました。しかもなんだかみんな誉めてます。みんな誉めるものは用心してます。最近はなにかと言うと無責任に誉める人ばかりなので。
それで「ブラックブック」、いやー、よかったですぅ。ほんとにぃ。見事なシナリオでした。ポール、おまえは医大だよ、じゃなくて偉大だよ。こんな職人芸までこなせるとは。
よし、飲め!オレの盃を受けろ!ま、たいへんだったろ、なっ。だけどアレだよ、主演の女優な、アレはアレでいい女優だけど、おまえホントは、ニコール・キッドマンでやりたかったんじゃないか?え?隠すなって、隠したってわかるんだから。ニコールを脱がしたかったんだろ、あははは。なんだなんだ、なんで暴れるんだよ!いててて、肘ぶつかったぞ!いてえだろ!いいから、座れって。ほれ、コップひっくり返ってるぞ。おまえ、そのタコ食わないのか。タコの酢の物だよ、これは。食わないんならオレがもらうぞ。なんだなんだ、また暴れて!食うんなら、食えよ!いらねえよ、こんなもの!「ブラックブック」なんか、アレおまえがわざわざ7年ぶりに撮らなきゃいけないもんかよ。20年前に考えたネタなんだろ。そんな日本のじいちゃん映画監督みたいなこと、おまえやってどうすんだよ。なんだ、また暴れんのか!暴れろよ、ほれ、みんなこっち見てるぞ。いててて、放せ、バカ!いてえってんだよ!結局、おまえだって技術見せるしかなかったんだろ、そうだろ!なにすりゃいいのかわかんないんだろ。映画も音楽も漫画も、今まで川を流れてたのが、みんな海に出ちゃったみたいなもんなんだ。だからどっちに行けばいいのか誰もわかんないんだよ。海だよ、シーだよ、オランダ語だったらゼーだろ!ゼー!ゼー!わかるか?アンダスターン?ゼーだよ!ん?そうそう、ゼーだよ。わかったか?おー、そうそう、ゼーゼー。ん?そりゃタコだよ、確かにゼーだけど、オレが言ってんのはちがうんだよ!なんでわかんないんだよ!
投稿者 いがらしみきお
2007年03月13日
叫
ひさしぶりに映画館に行きました。もしかすると3ヶ月ぶりぐらいかも。変わってませんね、映画館も。もうすべての映画館は廃墟のようになってしまって、そこではアンドロイドの女ホームレスが、デジタル売春してる(デジタル売春ってなんだ?)とか、三色レプリカントが(三色レプリカント?)合成ドラッグでバーチャルラリラリしてる(バーチャルラリラリって?)とか、思ってたわけじゃないですが。
当然、映画を観るのもひさしぶりで、黒沢清監督の新作「叫」です。葉月里緒奈の幽霊がこわいという評判でしたので。確かに里緒奈、こわいです。ピンボケの里緒奈、アップの里緒奈、ピントきつめでエッジがどんどん強調されたギザ里緒奈、どういう風に撮られてるか、どういう風に撮られればいいのか、きっぱりと理解しているので、里緒奈、いい女優になりましたね。
男というか恋というか、板前だのサラリーマンだの、そんなのと結婚したり離婚したりしてどうすんだろ、とか余計なこと思ってましたが、里緒奈、ほんとは男なんてどうでもいいのかも。それに似てるのが宮沢りえです。相撲取りだのクロムのデザイナーだの、そんなのとくっついてどうすんのかな、と思ってたら、宮沢りえはいつのまにかほんとにいい女優になったと思います。りえも結局、男なんてどうでもいいのかも。その路線で行くと、次にいい女優になりそうなのは、やっぱり広末ですね。うんうん、男なんてどうでもいいんだから、好きな時に捕まえて、飽きたら捨てちゃえばいいし。竹内結子も。
この前、DVDで「薬指の標本」を観ました。ワタシもたまには観ますよ、こういうの。ラブです、おフランスです。この映画でも結局、女の人は男から逃げてしまいます。もっとも男は標本ばっかり作ってる退屈なオタク(アキバ系)とか、男臭いスケベ(チョイ悪系)だったりするので、無理もないかも。ま、そういう意味では現代的な図式ですね。狙って作ったんでしょうが。
今はもう「男→ヘナヘナ」「女→ガンガン」という図式が世界中津々浦々に行き渡ってしまってるのかも。男がこうなのに、女の人はそれでも恋愛を求めるんでしょうか。女の人は人間関係の中でしか生きて行けない生き物かもしれませんが、恋愛というものを、まだ究極の人間関係だと思ってるんでしょうか。男がこうなのに。アキバだのチョイ悪だの言ってるのに。あははは。
黒沢監督の「叫」、よくないわけではないですが、やっぱりこれは技巧的な映画です。ついでに言えば、黒沢監督の前作「LOFT」も。男に残ったのは技術だけなんでしょうか。男はもう技術しか見せるものがないんでしょうか。たぶん技術しかないんでしょう。それをわかってる男はまだ真摯な人だと思います。そして女の人よりもまだ少し深みにいると思います。
投稿者 いがらしみきお
2007年02月24日
マッチポイント
年をとるとどうしてもフィクションに飽きてくるので、録画しておいたニュースばかり観ています。しかし、なんですね、相変わらずどこかのオッサンがカメラの前で頭下げる映像ばかりで、テレビ懺悔というか、このテレビ懺悔、すでに日本の正式なセレモニーになった感があります。毎日どころかダブルヘッダーだったりする時もあるので、株価とか天気予報と同じように「今日のテレビ懺悔」という別コーナーにして、番組の終わりにまとめて流して欲しいです。
神出鬼没というか、頼まれもしないのにノコノコ出てくる金まさおはいいですね。正確には金正男ですが。キウイ・ジュースを飲む金まさおなんかとても興味深かったです。ディズニーとブランド狂いの金まさお、たぶん日本が大好きなんでしょう。日本人みたいだもの。デビ夫人の次は金まさおだと思います。金まさおが芸人にお説教したりするのも見てみたいです。
あとは宮崎県知事になったそのまんま東ですね。ウチのアシスタントが、どうせだったら、たけし軍団が全国の知事になればいい、と言ってました。たけしなら慎太郎にも楽勝で都知事になれるだろうし、宮城県は井手らっきょあたりかも。全国の有権者も「その気になれば、おまーら全員お笑いタレントに入れ替えるぐらい簡単なんだぞ」という気概を政治家と役人に見せておくのもいいですね。やりましょ、やりましょ、全員お笑いタレントに入れ替えちゃいましょう。絶対、今より悪くなったりしないですから。東京見てみなさいよ、慎太郎になってから悪くなりましたか?あ、なったのかな。あははは。
ま、それはともかく、ニュースというのは生中継が基本なわけですが、観ていると、最近は画面の切り替えとかテロップの入れ方とか、めちゃくちゃ間違います。前は「あははは、間違ってる」とか、NG見つけたみたいで楽しく笑ってましたが、あまり頻繁になると、結構イライラきます。テレビ業界も、いよいよリストラと過労と勤労意欲の低下の波が押し寄せてきたんでしょうね。
とにかく会社で一番エライのは株主である、という世間の誤解を解かないといかんです。オカネ出すだけの人が一番エライとなったら、誰もマジメに働きませんよ。マジメに働かないで、経費削減とかで利益出そうとしますよ。
いや、ワタシもさっぱり儲からないので、漫画家じゃなくてなんか別な仕事のことを考えてみたりしてたんですが、最近、腹をくくって生涯いち漫画家でやることに決めました。みなさんも腹をくくってください。どうせみんな死ぬんですよ。
それで「マッチポイント」。ウディ・アレンです。スカーレット・ヨハンソンの卓球するシーンがエッチだというので観てみたんですが、ウディ・アレン、エッチに撮ってます。エッチに撮ったらエッチに見えるのは当たり前です。それに出てくるヤツらがみんな腹をくくってないヤツばかりなんで、どうでもよくなって寝てしまいました。
投稿者 いがらしみきお
2006年11月11日
ジャケット
つまらない日本映画、さらに増殖中なので今週もまた観るものがない。「7月24日通りのクリスマス」たらいうものまで公開されるに及んでは、当分映画観に行くの止めます。つまりストライキです。あははは、そんなことやっても誰も困ってくれないのに。
それで「ジャケット」、DVDです。これも観に行こうかどうか迷いましたが、地方のシネコンというのは当然郊外にあるので、クルマの免許を持ってない人には、そんなに自由に行けるところではない。しかも、ひどい場合には誰にも来て欲しくないんじゃないかとしか思えないような場所にあったりします。必然的に、ワタシは地下鉄沿線にある映画館とシネコンにしか行けないんですが、最近は「それでもいいや」という感じです。なにしろ映画なんてレンタル屋に行けば、新作が200円で借りられる時代なんで。200円ですよ。200円のものをみなさんは尊いと思いますか?200円の方がよっぽど尊いでしょう。
音楽、映画、漫画、レンタルされたメディアからどんどん消費物になって行くような気がしますが、それは気のせいとばかりは思えません。ほんとに気のせいじゃないし。
「ジャケット」、どういう話かというと、拘束衣を着せられて、死体用の引き出しに監禁されると、別な時代にタイムスリップしてしまう話です。なんかの映画評で「拘束衣を着せられただけでタイムスリップするものだろうか」という驚くべき意見がありましたが、最近はこういうことをマジメに言う人が映画評書いてたりするので困ります。ま、それは別にいいですが。
しかし、「ジャケット」の一番こわかったところはここです。なにしろワタシ、閉所恐怖症なので、拘束衣を着せられた上に、口をガムテープで塞がれて、死体用のロッカーというか、引き出しに入れられてしまうなんて…。しかもひと晩。こ、これは観ていて、ワタシまでいっしょにタイムスリップしてしまいそうでした。しかも役者がエイドリアン・ブロディ、あの「被虐顔」で、真っ暗闇の中、気も狂わんばかりに泣き喚かれると、あまりの悲惨さと絶望感で過呼吸の発作が出そうになり、何度DVDをイジェクトしちゃおうかと思ったことか。ま、これも映画の楽しみ方のひとつでしょう。楽しかったわけじゃないですが。
だから映画を観て「泣ける」という楽しみ方もわからないわけじゃない。しかし、最近の日本映画は意地汚く「泣ける」映画ばっかりで、その出演者も、オダギリジョーと蒼井優と宮崎あおいと上野樹里が取っ替え引っ替え出てくるだけのようにしか見えない。どうせだったら、オダギリジョーと蒼井優と宮崎あおいと上野樹里と妻夫木聡と長澤まさみと山田孝之と沢尻エリカを使って、「泣ける映画決定版」というか、泣ける映画のオールスターキャストというか、泣ける映画の「忠臣蔵」、泣ける映画の「仁義なき戦い」みたいなものを作ったらどうなんだ、と思います。やっぱり竹中直人も出てるんでしょうが。
投稿者 いがらしみきお
2006年10月28日
スネーク・フライト
ジャンボジェット機の中がヘビだらけになる映画が全米ナンバーワンになったらしい、というニュースを聞いて、吹き出したのはワタシだけではないでしょう。いや、ワタシだけかもしれないですが。ジョン・マルコビッチの頭の中に入ってしまう映画がヒット中らしいとか、「エイリアンvsバネッサ・パラディ」という映画が来るらしいと聞いた時の、あはは感を思い出します。両方とも大した映画じゃなかったですが。
だから「スネーク・フライト」も期待しないで行きました。ただ、アメリカ映画というのは時々、突拍子もないものが出て来たりするので、その突拍子もないものだといいなぁ、とか微かに思いながらシネコンの椅子に座ると、前のアベックがイチャイチャしてる。こりゃダメなんじゃないかという予感がしたんですが、やっぱりダメでした。B級なんだろうなと思ったら、やはりB級で、ヘビもセコいんじゃないのと思ったら、やっぱりセコい。なのにシナリオは精一杯やりましたっていうヤツかなと思ったら、シナリオは精一杯やってました。やっぱり「カポーティ」の方に行けばよかったな、とかまた思ったりして。
主演はサミュエル・L・ジャクソンですが、あとはみんなテレビ俳優と思しき人ばかりで、ヒロイン役のスチュワーデスもなんだか年増で疲れた顔してます。そういえば、テリー・ガーが出てました。クレジットをよく見てないので、はっきり言えませんが、たぶんテリー・ガーです。とてもおばあさんになってました。
テリー・ガー、変な名前ですが、「トッツィー」とか「ワン・フロム・ザ・ハート」とか、80年代の映画で活躍した女優です。名優かというと、そんなことはない。バイ・プレイヤーというか、準主役専門です。ブロンドの髪、騒々しく早口でまくし立てるヤンキー・ガールというイメージなんですが、この人どんな役をやってもハスっぱです。そして自分のハスっぱさを自覚してるので、そのうちサメザメと泣いたりします。自滅する女をやらせると、いつも明るく自滅してました。
80年代というと、ワタシは田舎の印刷屋に勤めながら、バンドをやってまして、夜になると、田んぼの中にある公民館で練習してたんですが、練習が終わると、同じ敷地内にある一軒家にカギを返しに行きます。そこには妙齢のご婦人とその娘が住んでいて、我々はそのご婦人を「管理人さん」と呼んでいました。その家には男物の靴とかなかったような気がします。
我々の練習というのは、夜も10時頃にならないと終わらないので、カギを返しに行く頃には、管理人さん、お風呂も上がっていい匂いがし、ネグリジェだったり、ガウン姿だったりする。当然、我々4人のメンバーは、「夜這いかけっぺ」とか、「オレ今日行んから」とか、「管理人さんはオレのごどいづでもジッと見でっと」とか、言い合いながら帰るのが常でしたが、結局、なにもありませんでした。テリー・ガー、その管理人さんに似ています。
ワタシの嫁さんに言わせると、80年代というのはなにもない時代だったそうなんですが、なにもない幸せはあったんじゃないでしょうか。
投稿者 いがらしみきお
2006年10月21日
ブラック・ダリア
先週、「ブライアン・デ・パーマの映画も「フラガール」も同じだろ」とか例にあげてしまった、そのデ・パーマの「ブラック・ダリア」です。ほんとにね、「監督はあのブライアン・デ・パーマ-」とか言っても、今時、デ・パーマだから観に来る人なんて、主演がジョシュ・ハートネットだから来たという人の半分もいないでしょ。だって、そういう客筋だったスから。若いアベックとか、女の子3人とか。これらの人は「ほんとうにあった残虐な殺人事件」「胴体まっぷたつ」「口は耳まで裂かれ」という、ホラー風味を期待してただけかもしれないし。
ワタシの場合、原作者のジェームズ・エルロイの愛読者だったというのもあったもんで、一応、仁義きってこっちに来ましたけど、ほんとは「カポーティ」の方に行きたかったです。うーん。
デ・パーマの前作に「ファム・ファタール」という作品がありますが、これは、ひさしぶりにデ・パーマ特有の机上の空論映画、デスクトップ・ロジック・ムービーとしての完成形を見せられた思いで、ワタシはおもしろかったんです。しかし、この人、傑作を2作つづけられるわけがないので、今回はダメだろう。デ・パーマ・フリークの人たちもみんな「うーん…」とか言ってるし。だからあまり期待してませんでした。そして、期待しなかったのは正解だったと思います。あははは。
死体が発見された時のクレーン撮影でのシーンとかはよかったですが、それも含めて、デ・パーマじゃなくて、これはシドニー・ポラックの映画だと言われてもそんなに違和感がない。ラスト近くになってから、原作にもなかった机上の空論をやおらやりはじめますが、当然、その辺からは別な映画の趣さえします。ふつうの天丼だと思って食ってたら、下の方にタレが溜まってダボダボで、ものすごくしょっぱいというか。いや、なんか例えがちがいますね。
前回、グダグダと「相対化」とか言いましたが、それを引き継いで言うと、相対化の先にあるのが「好き、嫌い」とすると、相対化によって抜けてしまうのは、やっぱり「いい、悪い」でしょう。「いい」とか「悪い」がなくなってしまうので、世の中は右も左もわからない「好き、嫌い」人間がのさばることになります、と言うと言い過ぎかな。言い過ぎですね、すみません。だけど、だからワタシごときに、デ・パーマの映画まで天丼呼ばわりされるわけで、昔だったらデ・パーマを天丼なんて、天丼なんて、そんなあなた。でも正味ね、今2時間空くから、これからデ・パーマの映画観に行くか、うまい天丼食いに行くか、どっちだと言われれば、ワタシはもう迷うことなく天丼の方に行きますよ。そういうもんですよ。もしかしたら、デ・パーマ本人だって天丼の方かも。「ブラック・ダリア」観てると、デ・パーマ自身の中でもなにごとか相対化が進んでて、ほんとに天丼選ぶんじゃないかという気がしましたが。
投稿者 いがらしみきお
2006年10月07日
LOFT
ミイラと思しき女が起き上がるだけの特報を劇場で観た時は、「おわぁー、「回路」よりおっかねいかも!」と思って、楽しみにしていた黒沢清監督の「LOFT」。内容を知るにつけ、残念ながらホラーではないということは承知してたんですが、それでも行ってきました。とにかく映像が素晴らしいです。中谷美紀もこんなにいい役者だとは知りませんでした。ラブ・ストーリーだそうですが、実はそこに行き着く前に寝てしまいまして、別にいいんですが、黒沢監督の映像というのは、とにかくテンポが変わるということがない。いつもゆるゆると川が流れて行くようなペースです。そこが熟睡に至ってしまった要因かもしれませんが、ワタシ如きに居眠りされる映画ではないでしょう、たぶん。
黒沢清が「静」だとしたら、「動」の代表的な監督というと塚本晋也かも。以前ちょっと触れた、幅30センチの中に閉じこめられる究極の閉所恐怖映画「HAZE」が、とうとうDVDで出ました。
自らも閉所恐怖症であるワタシは、このDVDをビデオ屋の棚で見つけた時、リンダ・ブレアの待つ屋敷を見上げるメリン神父のように、すべてを覚悟し、意を決し、指2本でDVDをつまみ持ちながらビデオ屋のカウンターへ。まるで「リング」のビデオテープでも入れるかの如く、胸元で十字を切りつつ恐る恐るカバンに詰めこむと、帰路につくタクシーの中、カバンを抱え持つワタシの両手は、止めようもなくカタカタと小刻みに震えるのでした。その時、運転手が何事か気がついたように、ルームミラー越しにワタシを見ると、こう言いました。「お客さん、キャラウェイんとご?」「キャラウェイのパン、うめえのねぇ」「食ったごどあるスか?」。んなこと知るか、バカ!
途中、酸欠やパニック症候群の発作も出るだろうと覚悟しつつ、もし2時間過ぎても下に降りて来ないようだったら、様子を見に来てくれ、と嫁さんに伝えた上で、いざ「HAZE」をデッキへ。スイッチ、オン!ぎゃぁあああぁぁ!
結論から言うと、またまた寝てしまいました。もしかすると失神したのかもしれませんが、うーん、たぶんそれはないでしょう。覚悟の上で観ると結構順応してくるもんだな、とか思いながら観てましたんで。この「HAZE」、尺も50分弱ということで、メル・ギブソンの「パッション」以来のパフォーマンス・ムービーとして、大いに期待してたんですが、どうもちゃんとオチがつく。オチがつくのが悪いんじゃないですが、この映画にオチは期待してませんでした。出来ればもっともっとひどい目に遭わせて欲しかったです。
30センチの世界を進むうちに、だんだん幅が狭くなり、とうとう20センチの世界へ。もう完全に身動きも出来なくなってしまったところに、真っ暗な向こうからカサカサと音がする。見ると10センチぐらいに潰れ、ムカデのようになった人間が近づいてきて、耳元でささやくのでした。「柏屋のまんじゅう食ったごどあるスか」「賞味期限切れでも、油でサッとあげで揚げまんじゅうにすっと、えれえンめのっさ」「今度やってみらいん」。いいから、あっちへ行けよぉ!
投稿者 いがらしみきお
2006年08月02日
真夜中のピアニスト
以前「リード・マイ・リップス」というDVDを観たんですが、これがまたよく出来た脚本と上滑りしない演出で、腹にずっしりとくるサスペンスでした。その監督ジャック・オーディアールの新作「真夜中のピアニスト」、と言ってもDVDですが、ビデオ屋で「新作」から「一週間」になるまで待って借りました。なんで待ったのかというと、ワールドカップだったというのもあるんですが、どうせ誰も借りないだろうから「新作」のうちに慌てて観なくても、というのと、おもしろいだろうことはわかってるから、という理由です。
実際、「新作」のうちは誰も借りていないようでした。そしてワールドカップが終わって「一週間」になって、さぁ観ようと思ったら、なんと誰かが借りてしまっていてなかなか戻ってこない。たぶんその客も「一週間」になるまで待っていたんでしょう。観られないとなると観たくなるのが人情なので、だんだんイライラし、いったいいつ戻ってくるのかビデオ屋の店員に確認させようとしたら、店員、迷惑そうな顔のまま一応調べていたが、「ちょっとお待ちください」などと言いながら、なぜか棚の方までパッケージを確認しに行ったので、その隙にその顧客のパソコン画面を写メールでパチリ。こいつ、メール配信を希望して携帯のメルアドまで登録してるぞ、マヌケめ、わははは。そこでその場で「「真夜中のピアニスト」を早く返せ、ばかやろー!」などとメールしてやったということはなく、おとなしく待ってたんですが、こういうのは気になります。自分以外に誰が観たのか。そしてその人はどういう人なのか。男か女か。若い人かはたまたオッサンか。思いは千々に乱れ、妄想は妄想を呼び、ベタなラブストーリーの1本や2本すぐ作れそうなぐらいです。
当然、その女の子は突発性外出不安症候群などという難病持ちで、1週間に一度しか外出できない。男の方は毎日ビデオ屋と本屋に寄らないと帰れない婚期逃した文系オタクだったりするわけです。そしてある日、ビデオ屋の前に路駐していた日産マーチが前後を同じ路駐車に挟まれてしまって出られなくなっているのを見かける。運転席にはおばさんが途方に暮れたまま乗っていて、ダッシュボードの上には障害者駐車許可証のパスが置かれていた。なんとはなしに後部シートに視線を移すと、薄暗い中に髪をひっつめに結わえただけの若い女が乗っていて、軽くうつむいて怯えているようなその顔を見たヒロシは、突然、この人こそが「真夜中のピアニスト」を借りた女性だと確信したのだった。などというフニャケた話などよりは、よっぽどおもしろかったです、「真夜中のピアニスト」。特に主人公にピアノを教える中国人の女優の存在感は圧倒的でした。たとえはよくないですが、まるでリー・リンチェイ先生をはじめて見た時のような。あははは、どんな女優だ。
投稿者 いがらしみきお
2006年06月28日
変態村
まぁ、とんでもないタイトルだと思います。一発勝負に出たというか、自暴自棄というか、身を捨ててこそ浮かぶ背もあれというか。原題は「CALVAIRE」というらしいので、あくまで日本の配給会社の窮余の一策であることは明らかです。しかし、ワタシも「変態村」というタイトルだから観に行ったというのは間違いないので、配給会社の宣伝部に完敗したと言えそうです。もちろん完敗覚悟で行ったんですが、少し寝ました。お客さんもワタシ以外、アベックも入れて3人。いったいなにを期待してきたアベックなのかなぁ。あははは。
これはえーと、「愛の暴走」を描いた映画でしょう。あ、オフィシャル・サイトを覗いたら「愛の受難」とありました。まぁ、どっちでもいいです。「愛の不在」とかでも。
愛は暴走すると変態と呼ばれるようになるのはよく知られていることです。もともと愛は暴走しやすいもので、主人公の歌手に群がるオバアたち、男を帰ってきた女房だと錯覚するオッサン、仔牛を愛でてしまう村人、自分のペットかわいさに犬と牛のちがいもわからなくなっているバカ、みんな愛が暴走してるのにも気がつかないので「もうウンザリ!」という映画でしょう、たぶん。
ベルギーの映画らしいですが、ヨーロッパというのはいつまでたっても「神」とか「愛」とかいうキリスト教文化から出てきません。だからどんどん古くなるばかりで、この映画もはっきり言って古いです。しかし、ヨーロッパには「古くなった」という価値観さえ存在しないかもしれないので、なんとも言えません。古いものをバカバカ壊してしまって、なにもなくなってしまった日本よりもいいじゃないかという人もいるでしょうが、ワタシはそうは思わない。なにもない方が圧倒的に正しいのです。だけど人はなにもないままじゃ生きて行けないので、最近はみんなオカネを欲しがります。
ワールドカップで日本代表はなぜ負けてしまったのでしょう。それはやはり日本代表が神も愛も信じてないからです。そしてオカネも。ほんとは日本人が正しくて世界中が間違っているんですが、神とか愛とかオカネとかを信じて戦うヤツに、なにも信じてないただのサッカー好きの日本代表が勝てるわけがないのです。命を賭けてるヤツに、命なんか賭けてない人間が勝てるでしょうか。カネ儲けのために働くヤツに、生きるために働いてる人間が勝てるでしょうか。ワタシは「変態村」を観ながらそこまで考えました。これもまた「愛の暴走」なんでしょうが。
投稿者 いがらしみきお
2006年06月09日
ダ・ヴィンチ・コード
ははぁ、「ダビンチ・コード」だとばっかり思ってたら、「ダ・ヴィンチ・コード」だったんですね。まぁ、どっちでもいいですが。
例によって子供がテレビの予告篇を観て「これ観たい」と言い出し、原作を読んでいた嫁さんも「観てもいい」とか言うので、あまり興味もないのにノコノコついて行きました。
当サイトの名物コンテンツ「アカカくんたち」を制作しているKくんの子供もテレビの予告篇を観て「観たい」とか言い出したそうで、Kくんによるとこれはアニメの「名探偵コナン」の影響だとか。「コナン」と同じような映画なんだろうと思って、「ふふん、その謎、わたしが解いてみせるわ」とか思う子供が続出したんでしょうか。もしかしたら日本語吹き替え版のシアターでは、「よーし、わかったぁ!」とか「ボクもうわかったよ!」とか「そいつまたウソついてるよ!」とか「聖杯は○○にあるんだよ!」とか「そっちに行っちゃだめ!」「そこで首絞めにくるよ!」「あっボクのコーラがない!」「このコーラもらったぁ!わはははははは」とか、じっとしていられない最近のおガキどもも含めて、子供たちの謎解きの罵声と怒号で劇場はワールドカップ決勝戦のような状態になっているかも。あははは。
それに比べて字幕スーパー版の方は実に静かなものでした。それでも客は200人はいましたが。先の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」なんかは、ワタシが観た時はお客さんが4人しかいなかったんですよ。とんでもないもんです。同じ映画だというのに、いったいなぜこんなに差が出るんでしょう。宣伝費だけの問題だとは思えませんが。
昔、デビッド・リンチのインタビューを読んでいたら、「スピルバーグがおもしろいと思うことなら世界中で200万人の人がおもしろいと思うかもしれないが、私がおもしろいと思ったことを同じようにおもしろいと思ってくれる人は200人もいないだろうね」みたいなネガティブなことをメソメソ言い出したので、インタビュアーに「デビッド、私もあなたのやることをおもしろいと思うひとりですよ」とか慰められたりしてたんですが、この発言には重大な示唆が含まれています。200万人に向けて作られたものと200人に向けて作られたもの、あなたならどっちを買いますか?
まぁ、問題は映画ってそういう風に選ぶものじゃなくなったということはあります。では別な設問を出しましょう。友達が2万人いるヤツと2人しかいないヤツ、あなたならどっちの人間と友達になりますか?というのだったらどうでしょう。友達を選ぶように映画を選ぶ人もいないでしょうが、かつてワタシは「こいつはおもしろいヤツかもしれない」という、人を見る目と同じ「目」で映画を選んでいたつもりです。それで言うと「ダ・ヴィンチ・コード」、高そうなものを着てるけど話が大げさなだけの退屈なヤツでした。
投稿者 いがらしみきお
2006年01月26日
フライトプラン
結局、カゼは1週間つづきました。インフルエンザじゃないだけよかったですが。
しかし、今年の冬はなんでこんなに鼻の穴が乾くんでしょう。鼻クソがたまるそばから干からびて、なんかの拍子にポロポロポロポロこぼれ落ちる正岡子規的なわびしさを感じる今年の冬です。
今はDVDだとなにを観ても寝てしまうだろうと思うので、レイトショーに行って来ました、「フライトプラン」。ジョディ・フォスターです。
ジョディーの映画もひさしぶりだな、と思ったら、3年ぶりだそうで、3年たったらジョディーはオバサンになってました。舞台が飛行機の中なので、当然これはハイジャック絡みだろう、というのはどんなシロートにもわかることですが、問題は「いたはずの子供がいなくなる」というネタです。同じようなネタの「フォーガットン」というアホバカ映画を思い出します。とにかくCIAの陰謀とか、エイリアンの仕業とか、闇雲なラストのドンデン返しとかだけはやめてもらえればいいです。
まぁ、悪い映画じゃないんでしょうが、ワタシはなんのエモーションも感じませんでした。よく出来たものを作ろうとして、よく出来たものにはならなかった映画です。しかし、映画というものは「よくできたもの」を作るものじゃなかったはずです。「傑作」か、「止むに止まれず」作るものだったはずでぃす。翻って、この「フライトプラン」を今年のベストワンに挙げる人はいますか?10年後に「マイ・フェバリット・ムービー10」とかに数える人はいるのでぃしょうか?ましてや「私の人生を変えた運命のギドギドの1本」に挙げる人は!あ、また鼻クソが飛んだ…。
シネコンの 乾ききったる 闇の中 鼻クソも飛ぶ フライトプラン
投稿者 いがらしみきお
2006年01月12日
ハイド・アンド・シーク
うーん、新年早々忙しいです。オチオチ映画も観ていられないというか、観たい映画なんて1本もないぐらい忙しい。変な忙しがり方ですが。
それでDVDで観ました。「ハイド・アンド・シーク」、名優の誉れ高いダコタ・ファニングちゃんと、めっきりフツーっぽくなってしまったデ・ニーロの共演です。例によって最後の方で寝てしまったので、寝たあたりからもう一度観てみたら、え!犯人は○○○だったの!?あははは。大丈夫、バラしたりしませんから。でも、こういう映画のオチをバラしてしまう人ってあんまりいないじゃないですか。今のようなネットの世界だといくらでも出そうなもんですが。世の中まだまだ捨てたもんじゃないんですかね。毎日のように人が殺されたり、子供が虐待されたり、耐震構造を偽造したりはするけど、映画のオチだけはバラさない人間てやっぱり変です。
なんか日本の人口が減るそうですね。あと何年すると減るとか言われてたような気がするんですが、去年の暮れにいきなり「もう減ったから」とか言われたので、びっくりしました。人口って増えるものだとばっかり思ってたので。
人口が減るとなると、これからはなんでも減ってくるんじゃないでしょうか。今まで我々は「増える」という感覚でものを見てましたが、これからは逆に「減る」という感覚が生まれてくる。この「減る」っていう感覚が我々にどんな影響与えるのか、興味深くもなんか不安ですね。毎日のように人が殺されたりしなくなったり、子供が虐待されなくなったり、耐震構造を偽造しなくなったり、でも映画のオチだけはみんなバラすような世の中になったりはしないでしょうけど。
投稿者 いがらしみきお
2005年12月03日
エコーズ
ケビン・ベーコンの「エコーズ」です。心霊ものだというんで借りてきました。監督がデビッド・コープ。この人はジョニー・デップの「シークレット・ウィンドゥ」を撮ってます。もともとは脚本家だそうで、「スパイダーマン」とか「宇宙戦争」の脚本も書いたとか。脚本の世界ではド・メジャーな人なんですね、この人。でも「シークレット・ウィンドゥ」、ワタシは途中で寝てしまったとです。悪くはないんですが、なんかカッコ悪い映画だなと思いました。
なのに「エコーズ」。ワタシは時々、アメリカの風景を見たくてアメリカ映画を借りるてくるということがあるんですが、最近、アジアの映画ばっかり観てたので、この場合もそれで、まぁ、この「エコーズ」でいいんでないの、と思いながらDVDをデッキに入れたら、デビッド・コープ…。パッケージはよく読みましょう。最近、説明書とかもロクに読まないもんなぁオレ、っていうか、説明書を無視してるというか、「説明」というものがウゼいというか、そういう年ごろなんでしょう。
で、「エコーズ」、悪くはないんですが、やっぱりなんかカッコ悪い。サスペンスなんで、なにがしか説明しなきゃいけない展開にはなるわけです。でも、この人の説明が説明臭いということはない。むしろ説明臭くないように説明臭くないようにうまくやってます。それが返ってカッコ悪いのかもしれないですが。結局、デビッド・コープっていい人なんでしょう。でなければ学校の先生のような人。
これから山で遊ぶという時に、なにか前説しようとしている先生を、ウザイウザイ言ってる子供のような気持ちになってきましたが、でも説明する人はエライな、と思う分別ぐらいはあるんですよ、ワタシも。ただ聞いてないだけで。
投稿者 いがらしみきお
2005年11月23日
美しい夜、残酷な朝
またしても韓流です。とは言っても、これ日・韓・香の監督による3篇のオムニバスなんですが。日本篇の「BOX」をハセキョー主演で三池崇史が、韓国はイ・ビョンホンの「CUT」をパク・チャヌク監督が、香港篇は「Dumplings」をフルーツ・チャンが撮っています。これは結構豪華な組み合わせです。お目当てはパク・チャヌクのパートでしたけど。
それでパク監督の「CUT」、いいですね。これもまた復讐物というのか、逆恨み物というのか、結局やっぱり当然バイオレンスです。「オールド・ボーイ」の若き日の沢口靖子ことカン・ヘジョンちゃんも出ています。パク監督の映画は「パク組」と言ってもいいキャストとスタッフで作ってるようで、「親切なクムジャさん」でも、復讐三部作でお馴染みの俳優がカメオ出演のように次々と出て来ました。だけど、これが「クムジャさん」の画面から緊張感を奪ってしまったような感じもしたので、難しいところです。あー、まだ「クムジャさん」にこだわってる。すんません。
三池監督の「BOX」もなかなかよかったです。三池監督には新しい「仁義なき戦い」を撮ってもらいたいもんです。フルーツ・チャンのパートもいいですね。撮影のクリストファー・ドイルのカメラが素晴らしいです。クリストファー・ドイルがいれば、誰でも立派な映画が作れるかも。
投稿者 いがらしみきお
2005年11月19日
親切なクムジャさん
パク・チャヌク監督の復讐三部作の最後を飾る「親切なクムジャさん」です。この復讐三部作、一番最初に観たのが、二作目の「オールド・ボーイ」からで、次に一作目の「復讐者に憐れみを」という順番でした。そのあと、この「クムジャさん」を待つこと4ヶ月、途中、挫けそうになったり、自暴自棄になったり、さみしくて一人ふとんの中でそっと涙を拭ったりはしませんでしたが、試写会の機会を逃して悔しい思いもしました。しかし、よーやく観れました。
「よーやく観れました」というか、ここで会ったが百年目みたいな姿勢で観られると、映画の方もたいへんです。それはわかります。それにワタシは「映画ゾンビ」です。生きてるように見えても実は死んでる映画ファンです。「クムジャさん」を待ちながらも、どこかで「もう死んでるんだから」という醒めた気持ちもありました。いや、ほんと。
それで「クムジャさん」、結論から言うとおもしろいです。イ・ヨンエもよかったです。復讐三部作の最後というわけで、前2作の出演者もチョイ役でみんな出て来ます。ただ、どうも「集大成」というニュアンスがあるのか、誘拐、腎臓移植、死んだ子供というモチーフをまた使っています。それとパク監督、どこか手慣れてきた分だけ、前2作にあった緊張感がちょっとヌルんでたような気もします。ワタシの席のひとつ前の男は、退屈したのか、やたらこれ見よがしにアクビしたり、首をぐるぐる回したり、背伸びしたりしてました。映画というのは「おもしろくない」と思ったら、すぐ帰りましょう。他のお客さんの迷惑です。
とは言え、子供を殺された親たちを集めて、犯人にそれぞれ復讐させるシーンは秀逸でした。それとやはりイ・ヨンエでしょう。ゲスの勘ぐりで言えば、パクさんはヨンエに惚れたんじゃないでしょうか。ま、監督はだいたい女優さんに惚れちゃうものかもしれませんが。
それでも…、まだなにか言い足りないものがあるとすれば、それは結局、ワタシがすでに頭の中で構想してた「親切なクムジャさん」の方が、おもしろいかもしれない、という言い草はあるんです。そんなこと言ったらみんなに怒られますが。まったくです。怒られて当たり前です。勝手に人の作品を構想したりするもんじゃないです。すみませんでした。
投稿者 いがらしみきお
2005年10月27日
バタフライ・エフェクト
どこかの蝶のはばたきが巡り巡って地球の裏側で竜巻を起こすこともあるでよ、というカオス理論の「バタフライ効果」というものがあって、タイトルの「バタフライ・エフェクト」はそこからとってます。それがワタシの持っていた唯一の前情報なので、たぶんオープニングで恋人たちの幼少の頃になんか些細な出来事があって、そのあと紆余曲折が多事争論して、恋人たちは阿鼻叫喚のまま離合集散したりして、ほんでもってエンディングでは、幼少の頃の「些細な出来事」が、恋人たちに、絶叫的、空前絶後的、大団円的な再会だか贖罪だかズブズブの愛だかを果たさせ、また涙をギリギリボトボトと搾り取るつもりだろう、などという差別的な予断で観てたんですが、どう見てもラブ・ストーリーとは無縁なオープニングに、真性カウチ族ダラケ斜め座り、左手にヨーカン右手に耳掻き状態から居住まいを質しました。誉めすぎ覚悟で言えば、こんなにシャキッとしてしまったオープニングは「ファイト・クラブ」か「マグノリア」以来かも。
これってカオス理論と多宇宙論の話なんでしょうね。とは言っても、なんかガチガチにハードな話じゃなくて、どんどんバック・トゥ・ザ・フューチャー的な展開になって行きます。ここんところがいろいろ評価の分かれるところだし、いろいろあったんだろうな、と同情したりするところでもあります。なんか映画化に漕ぎつけるまでつらい苦労があったみたいだし。
しかし、序盤のペースのまま最後まで押して行ければ、この映画、「ファイト・クラブ」か「マグノリア」のようなカルトになれたかもしれません。このBTTF的展開、その可否というか、この新人監督、エリック・ブレスとマッキー・グラバーという人にとっては、これもまたひとつのバタフライ・エフェクトなんでしょうね。さて、このバタフライ・エフェクト、竜巻になれるかなぁ。なれるといいですけど。
投稿者 いがらしみきお
2005年10月15日
カオマ
誰も知らないでしょうね、「カオマ」。以前「カルマ」という香港製のホラーを観たんですが、今はなきレスリー・チャンが出てまして、この中で霊にとり憑かれたレスリーがビルの屋上から投身自殺するシーンがあります。レスリーが実際にホテルから投身自殺したニュースを聞いたのはその「カルマ」を観た直後だったので、生々しいというかなんというか、そういう因縁を抜きにしても結構こわい映画だった印象があります。確か「カルマ2」というのもありましたが、少々水で薄まった感はあっても、こちらもマジメに撮ってて好ましいものでした。
それで「カオマ」なんですが、これは「カルマ」を撮ったロー・チーリョン監督作なのと、ジャケ写真にあった女優さん二人に惹かれましてね。観たら驚きました。腎臓を盗られる話なので。ワタシ、腎臓を盗られる話に弱いというか、正視できないというか、正視できないのにわざわざ借りて来て観てしまうというか、「腎臓を盗られる話」から逃げられないんです。うーん、我ながら妙なヤツ。
最初の「腎臓ショック」は、南米を舞台にした映画でした。もうタイトルも思い出せないんですが、男が旅先のホテルで、朝起きて顔を洗おうとすると、なんか腰が痛い。それで恐る恐る触ってみると、腰のところに大きく縫われた後が!うわー!!
その後、言葉もわからない異国で自分の腎臓を盗った犯人を探しはじめます。なんという映画だったかな。インターネットで「映画 南米 腎臓盗られる」で検索してもダメでした。あははは。
勝手に内臓盗られてしまうというのは、なんだかすごく気持ちがヘコみますね。盗る方も盗る方です。なにを盗むのが一番悪いって、内臓を盗んで行くヤツはサイテーなんじゃないでしょうか。しかも盗んだ内臓を勝手に焼いて食って、「ぺっぺっ、まずい」とか言ってたら、そんなヤツ許せない!人の内臓を食っといて「まずい」とか言うな!コノヤロー!!
とにかく「カオマ」、きれいなお姉さん二人が腎臓盗ったり盗られたりするし、脚本もちゃんとマジメに作ってて、ロー・チーリョンてエライなと思いました。
投稿者 いがらしみきお
2005年09月26日
マシニスト
これも映画館で見ようと思いながらも、結局間に合わなかった「マシニスト」です。クリスチャン・ベールが役作りのために何キロ痩せたとかばかり話題になってますが、それもブラッド・アンダーソンの映画はだいたいにおいて地味だからでしょう。前作「セッション9」もホラーとして地味に怖い映画でした。ケレンも効果音もタップリのジャパニーズ・ホラーとはちがって、耳元で「隣の部屋に誰かいるよ、隣の部屋に誰かいるよ」と、ささやくみたいな脅し方をしてきます。「セッション9」は解体工の話で、今度の「マシニスト」は機械工が主人公、やっぱり地味ですね、ブラッド・アンダーソン。次の新作の主人公は配管工かも。あははは。
街を歩いていると、どう見ても日本人には見えない人たちが増えてるからかもしれませんが、最近は地味なものに惹かれます。ワタシは毎朝散歩するんですが、道でよくすれ違うおばさんがいます。ズングリして、頭はパンチパーマで、見るからに日本の正しいおばさんです。いつも割烹着着て歩いています。知らないおばさんなんですが、このおばさん、見るからに「デキるおばさん」です。炊事にしても洗濯にしても掃除にしても、たぶん名人の域に達してる人でしょう。家に行くと寝たきりの亭主がいるかも。ブラッド・アンダーソン、このおばさんのようなイメージがあります。まじめで地味ですが、なんでも撮れる人のはず。ホラーにこだわらないで、いつかメジャーなものを撮って、世間を驚かせて欲しいもんです。
投稿者 いがらしみきお
2005年09月15日
南極日誌
漢字変換したら、いきなり「難局日誌」と出てきました。ま、そのとおりの映画なんですが、「南極」と聞くと、どうしても「南極物語」とか、アドベンチャー物をイメージしてしまいます。実はワタシも予告篇観るまではそう思ってたんですが、これはどうもホラーに近いもののようで、監督は知らない人ですが、共同脚本に「ほえる犬はかまない」と「殺人の追憶」の監督であるポン・ジュノの名前がある。主演はソン・ガンホで、「オールドボーイ」に出ていた若い頃の沢口靖子ことカン・ヘジョンちゃんも出ています。なので、これは観に行かないと、と思って行ってきました、大雨の中。
うーん。最近よくある、過去のトラウマによって、徐々に狂ってしまう主人公という設定が出て来たので、南極のように冷房がきいた中、「眠っちゃいかん、眠ったら死ぬぞ」と思いながらも、途中船を漕いでしまいました。せっかく南極が舞台なのに、そんなネタいかにももったいない。わざわざ中華街まで行って、変な刺身定食とか食ってるというか、サッカー観に行ったのに、ゲームボーイしてるっていうか、いや、そこまでひどくはないんですが、そんなもの出さなくても、南極には人が狂ってしまう条件がいっぱいあると思います。とは言え、他の狂ってしまう要因もいろいろと出ては来ます。遭難した探検隊が残した「日誌」とか、寒いとか、狭いとか、痛いとか、うるさいとか、危ないとか、遠いとか。えーと、そこまで出してくれば、おもしろくなるはずなのに、思ったよりおもしろくならないのはなぜでしょう。
ワタシも最近の「シネマ・ナビゲイター」たらいう若いライターの人のように「こうすればいいのに」なんて失礼なことは言いたくないんですが、たぶん敗因はホラー風味にふりすぎたことじゃないでしょうか。すいません。失礼なこと言って。
最後に南極の到達不能地点にたどり着くんですが、時やすでに遅し、昼だけの6ヶ月が終わり、夜だけの6ヶ月に突入してしまいます。ワタシはこれがこわかったです。氷の上の真っ暗なところにおいて行かれて、しかもその夜は6ヶ月つづくんですよ。うわー!やだやだやだぁ!!ひいぃ!ここは冷房強すぎるぅー!!
投稿者 いがらしみきお
2005年08月11日
コントロール
DVDです。ネタバレあるので気をつけてください。
レイ・リオッタとウィレム・デフォーの競演ということで、イヤがオウにもこれはワル同士の競演というか、どっちが犯人かわからないというか、悪のタイガー&ドラゴンというか、オレのケツにさわるなというか、なんかわかんないけど、ただじゃ済まないんじゃないか、という期待がありました。
でも、最近流行りのドンデン返しとかまたやられるとイヤだなぁ、と思ってたんですが、これがまたとんでもないドンデン返しが待ち受けてました。
リオッタは凶暴な死刑囚で、ある試薬の被験者になることを条件に死刑を免除されるんですが、これが「だんだんいい人になる薬」なんですね。それを開発したのが野心家の科学者デフォーです。で、監禁されて投薬される。そのうち薬が効いてきたのか、リオッタは涙を流して自分の罪を悔いるようになったので、デフォーの覚え目出度く社会復帰して、まじめに働きはじめる。あははは、リオッタがそんな簡単に改心するわけねえじゃん、薬効いてるふりして、そのうち逃げるつもりよ。デフォーだって善人ぶってるけど、結局リオッタを利用してるだけだから、そのうちどっちか、または両方とも馬脚現わすはずだって。と思ってしまう観客の予断こそが伏線だったのでぃっす!
いやー、見事にドンデン返されました!なんと二人ともとてもいい人だったではねいでぃすか!うーん、参りました。ここに至って、ワタシはこのキャスティングの意味がようやくわかったわけです。リオッタとデフォー使って、こういうエンディングというのは、みんな想定外っしょ。こういうのドンデン返しっていうのかな、「期待外れ」とまさに紙一重というか、表裏一体というか、一心同体というか、なんかまた人生を勉強させてもらったひと時でしたぁ。
投稿者 いがらしみきお
2005年07月15日
フォーガットン
「フォーガットン」、今回はネタバレもあるので、これから観ようとしている人は要注意です。まぁ、開始30分でもうバレバレになるんですが。
事故死した息子の記録がどんどん消されて行って、息子がいたことさえ、そのうちみんなに否定されます。みんなウソついてる?それとも私が狂ってるの?というのは、設定としては魅力的だなぁ、と思ったので、行ってみました。
まぁ、こういう設定の映画というのは、観る前に「こういうネタは勘弁ね」とか「実はこうだったとか言ったら殴るよ」とか、予断というか、予防線みたいなものを張ってしまうもんですが、ワタシの場合、この映画を観る前の予防線として、「実は国家の陰謀だった」、「実はエイリアンの仕業だった」、「犯人は執事だった」、この三つを考えてました。この三つ以外のネタだったら、まぁ、最後まで観ようと思っていたんですが、途中でワタシの予防線が次々と決壊!そして怒りの爆睡へ!
40分ぐらい寝てから目を醒ますと、スクリーンではなんか変な人が、すごい勢いで空に吸い込まれて行ったので、あぁ、あの人が犯人なんだろう、でもあの人誰?などと思いながら、コソコソと途中で退場。その後、本屋で怒りを静めること30分。少し怒りも収まってから家路につきました。
投稿者 いがらしみきお
2005年07月09日
復讐者に憐れみを
えーと、これはですね、「オールドボーイ」の監督の前作です。なんでもこのパク・チャヌク監督は「復讐三部作」を撮っているそうで、この「復讐者に憐れみを」が1作目、「オールドボーイ」は2作目なんだそうです。ちょっと前に東京に行った時に、ちょうど封切りだったので、時間があったら観ようと思ってたんですが、その時は行けませんでした。で、今頃仙台にも来たらしいので、慌てて観に行ったというわけです。
観たら驚いた。テレビアニメ版の「ぼのぼの」が、3カットぐらい出て来ます。全然知らなかったので、目の前で起きてることの事情がさっぱり飲み込めなかったぐらいです。
以前、「ぼのぼの」のアニメ公開の時に、この映画館で舞台挨拶したりして、以降、ちょくちょく観に来たりもしてるので、もしかしたら、映画館の人がワタシ向けのドッキリを作って待っててくれたのかな、とか思ったぐらいでした。あははは、そんなわけないか。
「ぼのぼの」のテレビアニメが、違法に韓国でオンエアされている話は聞いていたんですが、たぶんそれを使ったんでしょうね。ワタシは使用許可した覚えないですし。
でも、映画が素晴らしかったんで、文句言うつもりはありません。おもしろい映画に使われるんだったら、みんな著作権がどうのこうのなんて言わないんじゃないでしょうか。いや、そんなことないでしょうけど。あははは。
投稿者 いがらしみきお
