8月はお盆ですのでね、家族を連れてちょっと東京へ。久々の家族旅行です。それで、子どもに行くところを決めさせたら、原宿とアキバだと言う。少し文句を言いましたが、ここ1年以上はどこにも連れて行けなかったので従うしかない。ワタシとしては「家族で新幹線に乗りたい」というのがささやかな望みでした。しかし、そんなささやかな望みは行きの新幹線で早々と達成されてしまい、トーキョー、トーキョー、終点でーす。これからワタシはなにをすればいいの?と思っていたら、東京、まったく暑い。8月の東京は燃ゆるようですのす。
とにかくホテルへ直行。名前は出さないけど、いいホテルです。あのくだらないシャワーカーテンというものがない。ウチの嫁さんはホテル好きなので、どこに行くでもそれなりのホテルじゃないと納得しません。ルーム・サービスで昼飯を食べると、嫁さんと子どもは原宿へ。ワタシまでついて行くと二人ともいやがるので、携帯で映画を検索してみたら、リンチの「インランド・エンパイア」をやっている。というか、時間的にそれしかなかったので、ひとり恵比須へ。
「インランド・エンパイア」は、リンチのリンチによるリンチのような映画らしいので、あまり興味はなかったんですが、やっぱり寝てしまいました。隣のおねえさんなんかもっとひどい。はじまる前から寝てました。あははは。
というわけで途中で出て来てしまいましたが、こんな映画に超満員、東京は異常です。まぁ、みんなリンチが好きなのかもしれませんが、リンチが好きな人がこんなにいる都市はやっぱり異常だと思います。しかし、リンチは他に撮りたいものがなかったんでしょうか。たぶんなかったんでしょうね。
この「映画ゾンビ」、お気づきでしょうが、最近はワタシの身辺雑記がほとんどで、映画について述べている部分が少なくなってしまいました。映画はもう語るものではなくなったと言えば、そのとおりなんですが、それは毎度同じく音楽も漫画もそうです。もしかすると小説も。それはたぶん我々はもうみんな呪いが解けてきたからでしょう。誰が呪いをかけていたかと言うと、映画であり、音楽であり、小説であり、漫画ですが。そして呪いが解けてくると、人は平気で人を殺すし、オカネ儲けに走るし、その辺に寝そべるし、人の言うことを聞かなくなります。では誰が呪いを解いてしまったのか、一口で言えばコンピュータです。そういう状態をガマン出来ない人が、美しい国とか、品格とか言い出します。ワタシもイヤですが、もう少し見守るべきだと思います。せっかく呪いが解けてきたんですから。呪いなんかなしに生きて行けるのなら、それが一番いいはずです。さて、人は呪いなしで生きて行けるのかどうか。
えー、「映画ゾンビ」、今回でひとまず終わりたいと思います。これまで読んでくれていた方々に感謝します。近々、新しい企画をはじめますが、今度は述べてもしょうがないことを述べようかとか考えながら東京から帰ってきたのす。
投稿者: igarashimikio | カテゴリー: サスペンス
