« theEYE2 | メイン | マッチポイント »

2007年02月05日

ハイテンション

公私ともにいろいろあり、映画を観に行こうという気持ちがなかなか生まれません。雑誌とかで、今年くる予定の映画とその本数を見るにつけ、この世にあってもいい映画の数というか、許容数はもう過ぎてるんじゃないか、これ以上映画を作ることは、地球温暖化とか、オゾンホールのようなことが、我々の頭の中で進行し出すんじゃないか、我々の頭脳環境を破壊することにしかならないんじゃないのかとさえ思います。それは映画だけじゃなくて、音楽も小説も漫画もそうですが、いっそ映画も音楽も小説も漫画ももう止めて、なにか新しい別なものを作る時期に来ているんじゃないでしょうか。それが「こんてんつ」とか「ぶろぐ」だと、もうボキゅたちの頭脳環境の終末時計は残り52秒ぐらいなってしまうんだじょー、あばばばばば。
チラッと「ダーウィンの悪夢」でも観に行こうかと思ったんですが、ゲーム「シムシティ」のような、このドキュメンタリーに描かれていることは、今も世界中、日本中で進行していることだろうと思ったら、観る気が失せてしまいました。古くは減反からダム河川や森林事業などなど、我々がようやくそれを悪夢だったと知るのは、テレビカメラの前で偉そうなおっさんたちが深々と頭を下げたり、メソメソ泣き出すのを目の前にした時だけです。異物混入とか賞味期限切れとかだけじゃなく、他の悪夢についても続々進行中でしょう。カミング・スーン!
今思うのは、人材派遣というショーバイです。規制緩和だか、改革だか知りませんが、企業というものにそんなショーバイを許可したら、ナントカ湖にナイルバーチを放つなどというレベルのことではない悪夢がはじまります。人材派遣業なんて、会社側の労働組合に等しいので、そこには人間を流通させて儲けようというショーバイがあるだけです。誰だ!こんなショーバイ許可したの!
まったく、映画や音楽や小説や漫画だけじゃなく、職業というものも、この世界に許容される以上の数を作ってしまっているんじゃないでしょうか。もう誰かと誰かの間に誰かを入れて、少しずつ血を吸い合うような社会になってしまっていると思います。
だから、ムラカミヨシアキとかいうおっさんが「カネ儲け、なにが悪いんです」と逆ギレした時に、「お互い少しずつ血を吸い合って生きてるのに、おまえだけ勝手にたくさん血ぃ吸ったら、みんなどうなると思ってんだ!」と、どうしてあの場にいたマスコミや記者の誰もが言えなかったのか。そんな説教できるのは、もう「東京タワー」のおかんと、佐賀のがばいばあちゃんぐらいなんスか?
ま、公私ともにいろいろあると気が立ってしまって、アレコレですが、「ハイテンション」いいです。お好みのままスプラッターしたり、好き好きにドンデン返ししたりしてます。そんなことやればやるほど良識ある人は観に来なくなりますが、感動させます!泣かせます!とか言いながら近寄ってくる映画よりは、よっぽど誠意があるってもんでしょう。そして今の世の中に欠けてるのはソレです。誠意です。

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: ホラー