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2007年02月24日

マッチポイント

年をとるとどうしてもフィクションに飽きてくるので、録画しておいたニュースばかり観ています。しかし、なんですね、相変わらずどこかのオッサンがカメラの前で頭下げる映像ばかりで、テレビ懺悔というか、このテレビ懺悔、すでに日本の正式なセレモニーになった感があります。毎日どころかダブルヘッダーだったりする時もあるので、株価とか天気予報と同じように「今日のテレビ懺悔」という別コーナーにして、番組の終わりにまとめて流して欲しいです。
神出鬼没というか、頼まれもしないのにノコノコ出てくる金まさおはいいですね。正確には金正男ですが。キウイ・ジュースを飲む金まさおなんかとても興味深かったです。ディズニーとブランド狂いの金まさお、たぶん日本が大好きなんでしょう。日本人みたいだもの。デビ夫人の次は金まさおだと思います。金まさおが芸人にお説教したりするのも見てみたいです。
あとは宮崎県知事になったそのまんま東ですね。ウチのアシスタントが、どうせだったら、たけし軍団が全国の知事になればいい、と言ってました。たけしなら慎太郎にも楽勝で都知事になれるだろうし、宮城県は井手らっきょあたりかも。全国の有権者も「その気になれば、おまーら全員お笑いタレントに入れ替えるぐらい簡単なんだぞ」という気概を政治家と役人に見せておくのもいいですね。やりましょ、やりましょ、全員お笑いタレントに入れ替えちゃいましょう。絶対、今より悪くなったりしないですから。東京見てみなさいよ、慎太郎になってから悪くなりましたか?あ、なったのかな。あははは。
ま、それはともかく、ニュースというのは生中継が基本なわけですが、観ていると、最近は画面の切り替えとかテロップの入れ方とか、めちゃくちゃ間違います。前は「あははは、間違ってる」とか、NG見つけたみたいで楽しく笑ってましたが、あまり頻繁になると、結構イライラきます。テレビ業界も、いよいよリストラと過労と勤労意欲の低下の波が押し寄せてきたんでしょうね。
とにかく会社で一番エライのは株主である、という世間の誤解を解かないといかんです。オカネ出すだけの人が一番エライとなったら、誰もマジメに働きませんよ。マジメに働かないで、経費削減とかで利益出そうとしますよ。
いや、ワタシもさっぱり儲からないので、漫画家じゃなくてなんか別な仕事のことを考えてみたりしてたんですが、最近、腹をくくって生涯いち漫画家でやることに決めました。みなさんも腹をくくってください。どうせみんな死ぬんですよ。
それで「マッチポイント」。ウディ・アレンです。スカーレット・ヨハンソンの卓球するシーンがエッチだというので観てみたんですが、ウディ・アレン、エッチに撮ってます。エッチに撮ったらエッチに見えるのは当たり前です。それに出てくるヤツらがみんな腹をくくってないヤツばかりなんで、どうでもよくなって寝てしまいました。

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: サスペンス

2007年02月05日

ハイテンション

公私ともにいろいろあり、映画を観に行こうという気持ちがなかなか生まれません。雑誌とかで、今年くる予定の映画とその本数を見るにつけ、この世にあってもいい映画の数というか、許容数はもう過ぎてるんじゃないか、これ以上映画を作ることは、地球温暖化とか、オゾンホールのようなことが、我々の頭の中で進行し出すんじゃないか、我々の頭脳環境を破壊することにしかならないんじゃないのかとさえ思います。それは映画だけじゃなくて、音楽も小説も漫画もそうですが、いっそ映画も音楽も小説も漫画ももう止めて、なにか新しい別なものを作る時期に来ているんじゃないでしょうか。それが「こんてんつ」とか「ぶろぐ」だと、もうボキゅたちの頭脳環境の終末時計は残り52秒ぐらいなってしまうんだじょー、あばばばばば。
チラッと「ダーウィンの悪夢」でも観に行こうかと思ったんですが、ゲーム「シムシティ」のような、このドキュメンタリーに描かれていることは、今も世界中、日本中で進行していることだろうと思ったら、観る気が失せてしまいました。古くは減反からダム河川や森林事業などなど、我々がようやくそれを悪夢だったと知るのは、テレビカメラの前で偉そうなおっさんたちが深々と頭を下げたり、メソメソ泣き出すのを目の前にした時だけです。異物混入とか賞味期限切れとかだけじゃなく、他の悪夢についても続々進行中でしょう。カミング・スーン!
今思うのは、人材派遣というショーバイです。規制緩和だか、改革だか知りませんが、企業というものにそんなショーバイを許可したら、ナントカ湖にナイルバーチを放つなどというレベルのことではない悪夢がはじまります。人材派遣業なんて、会社側の労働組合に等しいので、そこには人間を流通させて儲けようというショーバイがあるだけです。誰だ!こんなショーバイ許可したの!
まったく、映画や音楽や小説や漫画だけじゃなく、職業というものも、この世界に許容される以上の数を作ってしまっているんじゃないでしょうか。もう誰かと誰かの間に誰かを入れて、少しずつ血を吸い合うような社会になってしまっていると思います。
だから、ムラカミヨシアキとかいうおっさんが「カネ儲け、なにが悪いんです」と逆ギレした時に、「お互い少しずつ血を吸い合って生きてるのに、おまえだけ勝手にたくさん血ぃ吸ったら、みんなどうなると思ってんだ!」と、どうしてあの場にいたマスコミや記者の誰もが言えなかったのか。そんな説教できるのは、もう「東京タワー」のおかんと、佐賀のがばいばあちゃんぐらいなんスか?
ま、公私ともにいろいろあると気が立ってしまって、アレコレですが、「ハイテンション」いいです。お好みのままスプラッターしたり、好き好きにドンデン返ししたりしてます。そんなことやればやるほど良識ある人は観に来なくなりますが、感動させます!泣かせます!とか言いながら近寄ってくる映画よりは、よっぽど誠意があるってもんでしょう。そして今の世の中に欠けてるのはソレです。誠意です。

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: ホラー