「エミリー・ローズ」です。エミリーがイナバウアーするテレビCMが「こわすぎるから禁止しろ」とか「いややっぱり観せろ」とか、映画会社が自分で仕掛けたとしか思えない騒動もありましたが。
イナバウアー、流行りましたからね。あの頃、日本中で何回ぐらいのイナバウアーがやられたんでしょう。一人3回やったとして、3千万人はやってみたろうから9千万回!下手するとあの頃、日本全国で1億回ぐらいのイナバウアーが試みられたかも。1億回というと1350億円ぐらいの経済効果があったかもしれない。どういう経済効果かはわかりませんが。かくいうワタシも腰に危機を感じつつも、戯れに5回ぐらいはやってみました。
ちなみに荒川静香、宮城県が地元だそうで、27日だったかに仙台市内を凱旋パレードするとか。オープンカーの上でシーちゃんがイナバウアーやってみせたらパレードの興奮は最高潮でしょうね。あははは、どういう世界だ。
他にはカーリングもありました。ワタシもなんとなくテレビ見てたら、本橋麻里ちゃんのゲーム中の勝負顔にまいってしまいまして、あー、マリリンの戦い前のあのダンスをもう一度見たいです。あれはキュートでした!ザ・キュートでした!くっそー、録画しとけばよかったっス!
いやいや「エミリー・ローズ」でしたね。隣の席の女性二人組も、予告篇やテレビCMで何度も見たであろう、エミリーのイナバウアー及びグランド・イナバウアー、ムンク顔黒い涙ダァーなどのシーンが出ると、二人して満足そうに笑ってました。ここにあるのは、シーちゃんのイナバウアーを見にアイスリンクにくるオバアたちとなんらちがいはないんでしょうね。かく言うワタシも、マリリンの戦いの踊りをまた見られるんなら映画館に行く覚悟はありますです。
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2006年03月24日
エミリー・ローズ
投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: ホラー
2006年03月17日
リンダ リンダ リンダ
ペ・ドゥナが出てるので借りてきました、「リンダリンダリンダ」。高校生が文化祭のためにガールズバンドをやる話です。ワタシも中学の時には文化祭や予餞会というと、バンドやるかコントやるかしてました。この映画、娘といっしょに観たんですが、実は娘もついこの間までは「バンドやりたい」とか言ってたんです。家にはワタシのギターとかベースとか楽器はあるので、勝手に弾いてみたりするかと思ってたんですが、密かに弦を買ってみたりはしても練習してる形跡はない。娘の場合、ともだちとバンドやりたかっただけなんでしょうね。ワタシの場合はただただギターが欲しかっただけですが。あと歌をうたいたかった。ギターがあって歌をうたえればワタシは満足でした。働くようになってからバンドもやりましたが、田舎だと他に草野球ぐらいしかやることないんで。ワタシは両方やってましたが。
そのバンドをやってた時期については、この映画で描かれているとおりという感じで、恋あり、ケンカあり、場所のとり合いあり、路線論争、家出、失踪、やめるヤツ、来るヤツ、モーテルでの酒盛り、夜明けの海、クルマの中で過ごす一夜、感電事故、交通事故、てめえらにパンクのなにがわかる!オレはドブネズミじゃねえ!などなど、バンドを一回やればひととおりの青春は味わえます。ま、こういうことは若い時にやらないと楽しめないと思いますが。
山下淳弘監督の言うとおりに「これ以上でもこれ以下でもない高校生活」を描いてます。そのために演技する人もみんな作りすぎないでいい案配です。香椎由宇がこんなにいい役者だとは思わなかったです。やっぱテレビだけ観ててもわかんないですね。あと「ローレライ」とかも。あははは。
学校というのは小学校、中学校、高校、大学と、どんどん川幅が広がっていく川のようです。そしてしまいに社会という海に出るというか、なんかベタベタに図式的な考えですが、「川の流れのように」ってなんにでも当てはまりますね。その川を下ってる最中に人は泳ぎ方を覚えるわけで、結局うまく泳げないヤツもいれば、途中で陸に上がってしまうヤツもいるし、川底に沈んだままのヤツまでいるかもしれないっス。でも人間、海に出てからの方が長いんだじぇー。えー、今回は「いがらしみきおの青春指南塾/バンド殺し油地獄篇」でしたぁ。
投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: ドラマ
2006年03月09日
いつか読書する日
タイトルしか知らなかった時は「読書ぐらいすればいいのに」とか冷たく思ってた、「いつか読書する日」です。
ビデオ屋でDVDのパッケージのあらすじを読んだら、人生80年として、その折り返し地点を過ぎた人にとっては後ろ髪をひかれそうなストーリーだったので観てしまいました。この映画、そういう中年が夜考えると眠れなくなりそうな設定がいくつか出てきます。独り身でもう50歳になる女、余命いくばくもない妻を看病する夫、認知症が出てきた夫の世話をする妻、ひとりで牛乳屋を細々とやっているオヤジ。みんな子どもがいないか画面には出てきません。出てきても、親同士の浮気の果てにとり残されてしまった子どもとか、母親に育児放棄されゴミの中で暮らしている兄弟のエピソードとかです。ここには家族として繋がり、連なって行くべきドラマがない。自分の人生が終わったらそれを語ってくれる人が誰もいません。もっとも死んでしまえばみんな同じですが。すみません、暗くって。
でもそんなに暗い映画じゃないです。基本的には中年同士のラブ・ストーリーですので。田中裕子の、ほんとはメガネかけてるのに今日はしてないみたいな顔がすばらしいです。ワタシ、この顔知ってます。誰にも理解されないだろうと思うし、誰にも理解して欲しいとも思ってない、ツンツンしながらもなんか待ってる人。誰とは言いませんが。
ひさしぶりに「ああだろ、こうだろ」思わず心安らかに観られた映画でした。人はなぜこういう映画を観るんでしょう。さっきは暗い映画じゃないとは言いましたが、決して明るく楽しい映画でもないんで。
先日、帰宅のために街を歩いていたら、路地を曲がって大通りに出たところのビルの隙間で、携帯しながら泣いてる女の人を見かけました。携帯が普及した今こういうシーンはありがちなのかもしれませんが、それでも3日ぐらいは忘れないもんです。明るく楽しいことでもないのに。明るく楽しいことは自分の人生に理由づけしてくれないです。人生は明るく楽しいことなんてめったにないんで。もちろん、そんな理由づけも3日ぐらいすると忘れてしまうんですが。
えー、3日たっても忘れないものが欲しいんなら、「おいしいもの」がいいです。ワタシは3日どころか、12日前に食べたおいしいパスタのことを今も覚えてます。去年の年末に食べた中華屋のおいしいデザートのことも。つまんない映画に1800円払うんなら、ウチの事務所の下のSEEDSでランチ食べた方がよっぽど満たされます。という考えは危険でしょうか。いやいや、そんなことはありません。おいしいものは偉大です。みなさんもおいしいものをどうぞ。
投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: 恋愛
