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キースの担当者日記

はい、おはようございます。
みなさん、奥さん、今日はものすごく暑くなるようです。
帽子を忘れないようにね~。
さて、「ツワイオのこと」について書きます。
この本が出来るきっかけは、朝日新聞さんの記事にも少しふれてありましたが、
一通の手紙です。10年ほど前にあるお母さんから手紙を頂いた事がありました。
そこには、娘さんが不登校になりそうになっているとのこと、また、娘さんが
「ぼのぼの」が大好きであること。また、最初のぼのぼの映画を観て「楽しいことは
なんで終わってしまうのか」ということを、最近、よく言っているとの事が書いてありました。
私は、いがらしさんにサイン色紙をお願いしました。いがらしさんは快くサイン色紙を描いて
くれました。そこには、「つまらないことはいつく数えてもつまらない、楽しいかったことを
数えていこう、そしたら、楽しいことが増えていくよ」という意味の文と、いつものメンバーが丘に
立っているようなカラーの絵でした。
少し経って、お礼の手紙が届きました。娘さんは、学校にその色紙を持っていったそうです。
そうしたら、学校のみんなが驚いて、すごいな~って誉めてくれたという感想がありました。
少しづつ学校に通えそう、ありがとうとの事でした。
そして、おととし、その娘さん本人から年賀状が届きました。
覚えてますか?という内容といまも続いている感謝の気持ち。そしてくじけそうに
なると、大好きなぼのぼのを読んでがんばろうと思うということが書いてありました。
彼女はシマリス君が強くなったと同じくらい強くなりました。パチパチ。
キースは、その年賀状を読んで、この仕事をしていて
良かったなあと思いました。じーんとしたんだよ。心がね。
いがらしさんも、もちろん覚えてました。良かったねと・・。
それから、そのことが、キースの心にありました。
キースは、思ったんです。サイン色紙は、みんなに描けないけど、
今、いじめにあっていたり、不登校になっていたり、また、心の元気がなかったり・・。
そんな状況の子供が本を読んで少し楽になる、少し元気になる、
そんな絵本が出来ないかなと思ったんです。
そのことを、いがらしさんにお願いしたら、やろうっ!て気持ちよく言って頂けたんですね。
それが、絵本「ツワイオのこと」です。
きっと彼女のことがなかったら、この本は生まれませんでした。
だから、彼女にも感謝!そして、娘を思って勇気を出して手紙を書いた、
お母さんにも感謝! 
さて、それでは、よい週末をね。
暑くなりそうだね~。

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